クレーン
クレーンを運転する技能は工場や倉庫では大変重宝されます。その資格にはいくつかの区分があります。
まずつり上げ荷重0.5t以上5t未満のクレーン及び、つり上げ荷重5t未満の跨線テルハなら免許を持つ人から指導を受ければ運転ができます。
免許については複数あり、全てのクレーンと建設現場で使うデリックが運転できる「クレーン・デリック運転士免許」、デリックを除いて全てのクレーンが運転できる「クレーン・デリック運転士(クレーン限定)免許」、つり上げ荷重5t以上の床上運転式クレーンを操作することができる、「クレーン・デリック運転士(床上運転式クレーン限定)」です。
クレーンは自分の身体より大きなものを意のままに操作するという面白みが魅力の一つです。
しかしそれに惹かれて免許をとったものの、なかなか上手にならず悩む人もいるそうです。
やはり積極的に場数を踏んでいき、体で覚えていくことが大切というのが経験者の多くの意見です。ベテランになるとアクセルやレバーの調整が巧みで、フックをまるで自分の体の一部のように動かすことができます。そうなるとさらに面白いと感じるし、その技術は高く評価され、職場の同僚からも頼りにされるのでやり甲斐も大いに感じられることと思います。
クレーン運転士には乗り物が大好きで運転も大好き、少しでも上達するために一生懸命に練習をすることが苦にならない人が向いています。
実際の作業で失敗したり、はじめは思うようにいかないこともあるかもしれませんが、その経験を糧にできる強いマインドも必要です。