品質管理・品質保証
品質管理と品質保証の定義は難しく、同じものと考えている人も多いですが、実際は違います。
会社として品質の責任者となるのは品質保証部の方です。品質保証部の仕事は「品質の向上」「品質での利益向上」「品質に関わるトラブル対応」です。
つまり、品質を上げるために仕組み、ルール、手順を作り、管理していくのです。
検査や品質管理の仕組み作りだけではなく、会社の規律や体質自体を向上させる取り組みもします。労働の質を管理することによって、品質も良くなるからです。
品質保証の仕事に従事すると、会社全体の強みや弱みが見えてきて、将来リーダーになるために良い経験となります。お客様からの相談事案に対応することがあるため、クレーム処理のような感じがして嫌な仕事と感じる方もいることでしょう。
しかし、品質保証の仕事次第で世間のその会社への評価が変わる可能性があるので、やり甲斐はあります。
品質管理の仕事は「品質の維持」「製造品質の底上げ」です。
このように品質を保つこと全般が品質管理の管轄です。できた製品が決められた通りにできているかを確認検査する検査部も、品質管理部に含まれていることが多いようです。
生産現場では不具合は必ず出てしまうものですが、それをできるだけ減らしていくのも品質管理部の仕事です。具体的には設計を改善することで不具合を改善する、外注のメーカーの監査を行うなどです。
注意深く洞察力があり、迅速に対応できる人材が活躍します。