加工
加工の仕事には、自動車や工場用、商業用の金属パーツ、製缶などの金属系を加工する仕事が多いです。自動化されているかどうかで作業内容と難易度は大きく異なります。
自動化されている場合はひたすら単純作業の繰り返しになります。機械の前に立って資材をセットして、ボタンを押し、出来上がったら取り出すといった感じです。
こうした仕事は特別なスキルはいらず、特段コミュニケーション能力も必要なく、未経験でもすぐに仕事ができるのでブランクがある人でも働きやすいでしょう。
自動化されていない加工では、プレス、穴あけ、溶接、曲げ、成型などを行いますが、手作業ばかりではなく、機械を操作することもあります。
具体的にはどんな仕事をするかというと、パーツに穴をあけたあとで別な場所へそれを運び、曲げや成型をするといった仕事が多く、中には出来上がった製品を検査機や目視で規格に合っているかを確認する検査までを含むこともあります。
工場によっては、穴あけ、溶接、成型、組立、検査を一通り1人で行うこともあれば、この作業の一つだけを専属でする場合もあります。大きなパーツを持ち上げるような仕事もありますが、小さいパーツの加工もあるので、力のない人でもできる作業もあります。
自動化されていない加工の仕事では、個人個人の技術がものをいうので、熟練してくると重宝がられます。
また、「曲げ」「穴あけ」「溶接」という作業にはそれぞれ以下のような機械を使うことが多いので、これらの機械のノウハウや経験を積むことができます。
- ・曲げ…「ブレーキ」
- ・穴あけ…「ボール盤」「タッピング」「セットプラス」
- ・溶接…「アーク溶接」「半自動溶接」「TIG溶接」