生産技術
生産技術の仕事は生産現場の根幹を成す重要な仕事です。
生産ラインの構築(設計)、治工具の作成、機械の改造などが主な内容で、生産効率を上げることを目指します。
生産ラインを構築し、実験をしながらどのような機械にするか条件を決め、メーカーとの打ち合わせで仕様を固め、設備を立ち上げます。その後も品質不良などのトラブルが起きないように、実際に稼働した生産ラインを見ながら改善を行い、量産した際に問題が起こらないように努めます。
CAD図面やプログラミングといったデスクワークも多い仕事ですが、現場で電気配線やレイアウトを変更するといった仕事もあります。
製品の品質と納期に関わる大事な仕事であり、その失敗はそのまま会社の業績に直結してしまいます。
責任が大きく緊張感の伴う仕事ですが、自分の頭の中で考えていたものが目の前で形になる面白みがありますし、装置を扱うことが好きなら最適な仕事です。
生産技術に求められる能力は、スムーズにいかなくても粘り強く諦めずに問題点を見つけ出せる洞察力です。
勉強熱心で困難なことがあれば余計に頑張れるような人、観察力にすぐれ労を厭わない人、そうした特徴のある人が優れた生産技術者になれます。
また、生産技術の仕事は1人では行うことができません。チームである程度の長い期間、同じ生産ラインを担当します。仲間と密なコミュニケーションを取りながら、計画的に物事を実行していける能力も必要です。