製造技術
仕事の内容として「生産技術・製造技術」と記載されている場合もあり、生産技術と製造技術がどう違うのか不思議に思う方もいるでしょう。
生産技術は生産ラインを構築し、量産化まで行います。
製造技術はその後、商品が安定して生産できるように製造現場のサポートを行います。
量産している工場では生産数がとても多いため、トラブルが起こり、不良が発生してしまうことが良くあります。それがとくに主力商品であった場合、迅速に対処しなければ生産計画がずれてしまい、会社の業績に影響が出てしまいます。
製造技術はそれを防ぐために、生産管理部門、品質管理部門などと連携を取りながら、トラブル解消の舵取りをします。
プレッシャーも大きく大変な仕事ですが、成果は目に見えるため、やり甲斐のある仕事です。自分が行った改善により生産数が上がったり、不良率が下がったりするのでそれが楽しみになります。
この仕事は素早く物事を判断し、すぐに課題に対処できるような人が向いています。
もちろん経験がものをいうでしょうし、日頃の勉強も欠かせません。一番重要なのは現場に多く足を運んで勘を養うことです。たとえ報告されたトラブルが「よくある簡単なもの」と思えても、自分で現場に行き必ず確認をする注意深さとフットワークの軽さがなくてはいけません。
何故なら、一見簡単そうに見えたトラブルが実は重大な問題だったということが有り得るからです。
また、そうした問題を見つける目を持つには経験が必要になるので1回でも多く現場に足を運ぶようにしましょう。