玉掛け
玉掛けとは、フックを使ってクレーンなどに物を掛けて移動させ、取り外す作業のことをいいます。
1t未満である場合は、資格を持っている人に指導してもらえば扱うことができますが、1t以上になると資格が必要です。
現場で必要とされる技能のトップ3に入り、工場ばかりではなく、建築現場でもニーズが高いです。玉掛けの作業に必要な資格はクレーンを動かす運転資格と別になります。
玉掛けの仕事をしたいなら、クレーンの資格もセットで取得することになります。
資格を取得するには毎月1回程実施されている講習を受講し、合格しなくてはなりません。
受講資格があるのは18歳以上、内容は実務経験や保有免許によって異なります。玉掛けやクレーンに関する知識、法令について学び、合図の方法や実際に玉掛けを行う実技もあります。
難易度はそれほど高くはないものなので、積極的に取得しておくといいでしょう。
玉掛けでは重い荷物を扱うので、事故防止のために十分な注意が必要です。荷物の重さや大きさに合わせてふさわしいフックを選び、掛ける位置などを検討することも仕事のうちです。ワイヤーなどが破損していないかも必ず確認する必要があります。
慣れてくると、周りに人がいないかなど注意を払うことを忘れてしまいがちですが、そのようなことがないように常に心がけることが大事です。
運転が好きで上手な方はもちろん向いているでしょうし、注意深く慎重なほうが望ましいです。