期間工の各手当て(入社祝い金など)について

入社時に気になる期間工の手当て (入社祝い金、寮費など)についてご紹介します。また、各メーカーごとの待遇の違いについても解説します。

期間工の待遇について

期間工と言えば「高待遇」というイメージを持っている方が多いと思います。

確かに期間工は、他の職種よりも高い給与が支給される傾向があり、短期間でまとまった金額を稼ぐことができます。さらに契約期間中は、大メーカーの契約社員ならではの手厚い福利厚生を受けることができることも大きなメリットです。

さて、それではなぜ期間工の給与は高いのかというと、期間工は高めの基本給に上乗せして各種手当金が支給されているからです。

期間工が支給される手当金は、大きく分けると以下の3種類があります。

勤務手当は皆勤手当や残業・休日出勤手当など、勤務に対して発生する手当です。また生活費補助としては、赴任手当や食事補助手当、入寮者に対する住宅・光熱費の補助手当等があります。

特別手当は入社祝い金や満了慰労金など、期限付き契約社員である期間工ならではの手当です。この特別手当はメーカーによっては総額で数百万円に達することもあり、非常に大きな収入になります。

ただし、手当金の種類や支給額等はメーカーによって大きく異なるため、気になるメーカーの待遇については最新の求人情報を必ず確認してください。

まず、期間工の主な手当金の種類や金額の目安、支給条件などについてご紹介します。

ご紹介する手当金は、以下の5つです。

それでは詳しく見ていきましょう。

入社祝い金とはその名の通り「期間工として採用された際に貰える手当」です。

ただし支給されるのは入社直後ではなく、「期間工としての初任給の支給日以降」と考えておきましょう。なぜかというと、入社祝い金には「入社後の一定の期間（2週間、1ヶ月など）決められた出勤率を満たした場合」などの支給条件があるからです。

支給金額の目安は、メーカーによって「20万～100万円」と幅広いですが、比較的まとまった金額が支給されます。気になる方は、各メーカーの最新の求人情報で確認してみてください。

慰労満了金とは「契約満了時に支給される手当」のことで、メーカーによっては「満了金」「満了一時金」など様々な名称で呼ばれています。

期間工は「3ヶ月」ないし「6ヶ月」ごとに契約が更新されますが、この契約期間に達した際に受け取れるのが慰労満了金です。期間工にはあらかじめ契約期間が決められており、最低3ヶ月、最高で3年ヶ月まで勤務することが可能です。契約が更新され勤務期間が長くなればなるほど、支給される金額は高くなります。

支給金額の目安としては総額で「300万〜400万円」もの慰労満了金が支給されるメーカーもあり、期間工にとってはかなり大きい収入となります。

ただし、慰労満了金は「出勤率」を考慮して支給金額が決まります。まとまった金額を受け取るためには体調管理に注意しつつ、日々真面目に出勤していることも大切です。

皆勤手当は「一定以上の出勤率を満たした場合、1ヶ月単位で支給される手当」です。

「皆勤」と一口に言っても、

など、メーカーによって支給条件は様々です。

とはいえ皆勤手当の支給額は「月に2万〜4万円」と、中々軽視できない金額です。期間工は体力的にもハードな仕事が多いですが、真面目に働いた分だけ給料にも反映される仕組みがあるのでやる気に繋がりますね。

期間工の寮に入る場合、一般的には毎月の寮費や光熱費は「無料」です。もしくは「寮費光熱費込みで1万円～」という格安な値段で入寮することができるメーカーもあります。

さらに、契約期間中の寮や工場での食事費用を一部負担してくれる「食事補助手当」が支給される場合もあり、食費の節約にも役立ちます。

期間工の求人に応募する理由として、まとまった貯金をしたいからという方も多いはず。寮に入ることで、毎月の住宅光熱費をそのまま貯金に回すことができるのは有難いですよね。

期間工の仕事の中には三交代勤務など夜勤のある仕事も多く、夜勤手当を始めとした勤務手当の制度が整備されています。

支給される勤務手当としては、以下の3つが主となります。

時給制のメーカーの場合、夜勤手当などは「基本時給×1.5倍～」といった形で計算されます。詳しくは各メーカーの求人情報で確認してください。

ここからは、各メーカーの手当金についてそれぞれご紹介します。