仕事を探す際に「寮完備」「社員寮あり」などの表記を見たことはありますか?実際に仕事と住まいを同時に探している方は、寮付き求人を検討されているかもしれません。
この記事では、寮に入るとどのようなメリットがあるのか、また注意すべきポイントをご紹介します!
・寮付きとは
・寮に入るメリットとは?
・賃貸と比べるとどのくらい違う?
・賃貸と寮で実際どのくらい金額に差がでる?
・これで完璧!入寮前にチェックすべきポイント
・希望に合った条件で寮付きの仕事を探してみよう!
寮付きとは
寮付きの仕事
寮付きの仕事とは、職場の近くに会社が福利厚生の一環として提供している住居があり、そこに住み込んで働くお仕事です。
では寮にはどのような種類(タイプ)があるのでしょうか。
ワンルーム寮
寮完備と書いてある求人の中で最も多いのがワンルーム(1R)タイプ。
ワンルーム寮とは、アパートなどを会社が借り上げ、個々の部屋を利用するタイプの寮です。トイレ、お風呂、キッチン、プラス1部屋が一般的な間取りとなっています。
家族寮
家族寮とは、企業で働く社員とその家族が住める寮のことで、寮といっても門限などはなく、一般的なアパートやマンションに家族で住むイメージです。
部屋の大きさについては、勤め先や派遣会社によって異なり、アパートワンルームのタイプから、子どもがいても安心のマンション一室の2LDタイプまであります。
カップル寮
カップル寮とはその名の通りカップルで住める寮のことです。
そのため、部屋の大きさも単身で住む場合よりも広めに設定されていることがほとんどです。(1LDKや2DKの場合が多いです)
「カップルOK」という記載がある求人が多いですが、こちらはカップル寮とは別の意味になるため応募する際はきちんと確認するようにしましょう。
寮に入るメリットとは?
費用面
寮生活ではズバリ!経済面のメリットが大きいです。
寮付きの求人の場合は家賃の一部、あるいは全額を企業側が負担してくれるケースもあるため、まず生活費を節約できます。
また寮によっては食事を格安で提供してもらえたり、食堂を無料で利用できる場合もあります。
他にも光熱費が家賃に含まれており、無料になる案件もあるので、食費や光熱費を抑えてゆとりのある生活が送りやすく、同時に貯金もしやすくなります。
通勤が楽
紹介される寮は基本的には職場から近い場所に設けられていますが、少し離れている距離にある場合は、送迎バスが用意されていることがあります。
そのため「毎朝満員電車に揺られて大変…」なんて心配もないでしょう。
通勤にかかる往復の時間が短縮される分、自分の時間を有効に活用することができます。
同僚や先輩と交流できる
個別に用意されたアパートタイプの寮でも、同じ工場で働いている人が住んでいるという可能性が高いです。
工場専用の寮であれば、食堂やお風呂など多くの時間を仲間と共に過ごす場合もあり、働きはじめに同じ工場の仲間が身近にいることは、仕事をする上でも心強いでしょう。
賃貸と比べるとどのくらい違う?
就職、または転職とともに新生活のスタート!賃貸と寮どちらに住むべきか悩む場合も多いのではないでしょうか。
どのくらい違いがあるのか、ご紹介します。
住まい探しの有無
賃貸物件に住む場合は、当たり前ですが住まい探しが必要になります。内見、契約の為に何度も足を運び、何より敷金や礼金などの初期費用もかかりますよね。
寮生活であれば、基本的にその面倒な工程がありません!
住まい探しの必要ない点は大きな違いとなるでしょう。
家電や家具
新生活をスタートさせる場合、特に実家から引っ越す場合は家具や家電の購入が必要になります。その費用だけでかなり大きな出費・・・。
一方、寮生活は必要な家電や家具がすでに備え付けられているケースも多いため、その分費用がかかりません!
契約まわり
引っ越しを経験したことある方であれば誰しもが考えると思いますが、賃貸物件を借りる場合の契約まわり…かなり大変です。
不動産はもちろんのこと電気や水道、ガスなどすべてを自分で契約しなくてはなりません。
またネット回線の契約は引っ越してからになることがほとんどなので、引っ越し後しばらくはネット回線が使えません。
一方、寮は会社がライフラインの契約者であるため、面倒な手続きは不要です。ネット環境も事前に完備されている寮がほとんどなので安心して初日から新生活をスタートすることができます!
賃貸と寮で実際どのくらい金額に差がでる?
寮のタイプや、会社側の負担割合、水道光熱費をどちらが負担するか、など条件により異なりますがどのくらい差が出るのか…参考にしてみてください。
賃貸物件の家賃 | 8~9万円 |
水道代 | 4千円 |
電気代 | 8千円 |
ガス代 | 4千円 |
インターネット代 | 4千円 |
合計 | 10~11万円 |
寮の家賃や光熱費の負担金額を月額1~2万円と仮定すると…なんと賃貸物件に住んでいる人と月額8~10万円多く使用できることになります。
…これは非常に大きい差ですね。
これで完璧!入寮前にチェックすべきポイント
今までの魅力点から寮生活を「前向きに検討しようかな…」と思っていただけた方も多いのではないのでしょうか(願望)
そんな方にステキな寮生活を送っていただくためにも、注意してほしいポイントをご紹介します。失敗してしまわないためにもこれらのポイントは最低限おさえておきましょう。
寮のタイプ・共用スペースの有無
ワンルームや1Kなどの間取り、風呂場や食事をする場所などの共用スペースの有無については必ず確認しておきましょう。プライベート時間をきちんと確保したい方は、特に要注意です。
寮といっても場合によっては一般的なアパートの一部屋が割り当てられる場合があります。また、家具や家電があらかじめ部屋に用意されているのであれば、手荷物一つで引っ越しができるなんてこともあるので、しっかり確認した上で選択しましょう。
生活環境や設備
特に、寮を下見する際に挙げられるチェックポイントです。寮における生活のしやすさは、衛生環境に反映されることが多いため、水回りや食事をする場所をみて清潔感が保たれているかを確かめましょう。
機会があれば、実際に生活している人に過ごし方や雰囲気について、直接話をきくということも1つの確認方法ですね。
寮生活にかかる費用
- 寮費は全額自己負担なのか
- 会社が寮費の一部を負担してくれるのか
- 寮費の中に光熱費は含まれているのか
など、金銭的な点に関しても事前に確認しておく必要があります。また食堂がついている寮だと食事付きといった案件もあり、そのような寮では食費を節約することもできます。
寮費といっても、寮費の定義については実際に働く会社や派遣会社によって異なるので、実際に寮生活が始まったら月にいくらかかるのかをあらかじめ見積もっておきましょう。
その他の条件
ほかにも、地方から来ている人であれば「赴任手当」をはじめとする一時金が用意されている場合など、案件によって様々な条件があります。福利厚生が充実している会社ではこれら以外にもさまざまな手当て・待遇を用意していることがあるため、自分に利用できるものがないか確認しておくとよいでしょう。
このように、まずは「実際に生活をする環境」と「生活にかかる費用」は最低限知っておくことがポイントです。
より詳細な情報が知りたい場合は、面接時に企業の採用担当者、もしくは派遣会社の担当者に聞いてみるとよいかもしれません。
希望に合った条件で寮付きの仕事を探してみよう!
寮付きのお仕事に興味を持った方、仕事と住まいを両方お探しの方は、ぜひ「工場ワークス」をチェック!
寮に関する細かな条件で探すことができるので、きっと希望にあった求人が見つかるでしょう。