この記事では、作った後に思わず友だちやSNSでシェアしたくなる、ちょっと変わった「おもしろプラモデル」を厳選してご紹介します!
プラモデルと聞くと、従来からある車やガンプラなど男の子の趣味を想像してしまいがちですが、最近は男女問わず大人も楽しめるアイテムが登場しているんです。
組み立てるだけで思わず笑顔になる、ちょっとマニアックなプラモデルの世界をお楽しみください!
思わず作りたくなる! 個性派プラモデル4選
ドラマを感じる「シーン再現系」から、「自分で作って実際に使える」ものまで。
作った後も楽しめる、ちょっと変わったプラモデルを集めてみました。
「これってプラモなの?」 と驚くアイテムばかりなので、お楽しみに!
1.プラッツ 昭和レトロな世界 – ゴールデン横丁 –
1つ目は、2018年8月発売のプラッツ「昭和レトロな世界 – ゴールデン横丁 – 」です。
見るからに哀愁漂う、昭和の懐かしいシーンを再現したシリーズの第三弾で、飲み屋を演奏して渡り歩く「流し」を再現しています。
弾き語りを終えた男性が、ゴールデン横丁を満足げな表情で歩く姿は、令和の現代からみるととても新鮮ですよね!
お店の看板まで細かく再現
堂々と再現されたゴールデン横丁の看板がひと際目につきますが、注目したいのが背後にあるバーやスナックの看板。
一軒ずつ細部まで丁寧に表現されており、なかには「スナック どん底」というユニークな名前のお店もあります!どん底だなんて、一体どういうお店なのか気になってしまいますよね。
塗装の仕方でお店の雰囲気も変わってきますので、アナタの腕の見せ所です。
自分が思う昭和レトロの世界観を自由に表現してみましょう!
バーのドアの影からママが見送っている
ゴールデン横丁の飲み屋街には、ドアが開いているお店が数軒あります。そのうちの一軒をよく見てみてみると、ドアの陰からのぞくバーのママの姿が!
お店で演奏してくれた流しの男性を見送っているのでしょうか、心温まるシーンですね…!
ちょっとした遊び心にも、造形した方のセンスの良さが感じられます。完成品を付属のクリアケースに入れて部屋に飾れば、いつでも昭和レトロの世界観にタイムトリップできますよ。
2.海洋堂 KAIYODOARTPLA 1/35 観光客とキリンセット
2つ目も、シーン再現プラモデルからセレクト。2022年9月22日発売の海洋堂「KAIYODO ART PLA 1/35 観光客とキリンセット」です。一番大きなキリンでも手のひらに乗るサイズですが、なかなかの存在感があります。
動物園をモチーフにしたプラモデルは見るだけでもワクワクしてきませんか? 軽トラックとキリンなどの動物や、飼育員・観光客がセットになっているので、自分でさまざまなシーンを再現して遊べます!
成型色はライトブラウンで、自分の好きな色に塗装して楽しめますよ。キリンの模様には、塗装補助でモールドが施してあり、初心者でも楽しみながら色を付けることができるのもポイントです。
現代的でユニークなシーン再現のこだわり
このプラモはシーン再現へのこだわりがすごい!
観光客をよく見てみると、スマホを構える女性観光客や、小さい子供を連れたお母さん、動物にかまう小学生がいます。
実際に動物園にいるイメージのお客さんばかりですし、それぞれの行動や表情が今にも動き出しそうなほどリアル。
また、ラインナップされているはずの飼育員が見当たりませんが、実は軽トラに乗って運転をしているんです。
よく見ないと分からないような、細かいところまでしっかりと作り込んでいるところに、成型された方のこだわりを感じますよね!
甲羅の中に閉じこもる亀
人物だけでなく、動物の成型もユニーク。リアルに再現されたキリンやハシビロコウはもちろん、恥ずかしそうに甲羅に入ったツチガメがいい味だしてます!
このセットを使って「こどもや小学生にツンツンされるツチガメのシーン」を再現しても面白そうですね。
いろいろと想像を膨らませて楽しめそうです!
3.マックスファクトリー PLAMAX 1/12 鎌倉時代の鎧武者
3つ目は、2022年8月発売のマックスファクトリー「 PLAMAX 1/12 鎌倉時代の鎧武者」です。
平安〜鎌倉時代の騎馬武者を再現したプラモデル。なんだかリアルで迫力がある鎧武者ですが、実は3Dスキャンを使って造形されているんですよ!
現代技術を駆使して作られた鎧武者には、歴史好きな方もそうでない方も楽しめる要素があります。
精巧なパーツで鎧や兜の造りが学べる
鎧や兜って見るだけでもカッコいいですが、細部はどういう作りになっているのか気になりませんか?
360度精巧に作られた鎧武者を組み立てるうちに、「後ろはこうなってるんだ」「こことここが繋がっているのか…」などいろいろな発見があるかもしれません!
鎧や兜以外も、武者が身に着けている小物類までとてもリアル。刀の鞘や衣類のシワがしっかりと再現されているので、完成後にじっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか。
今後、博物館などで見る武具の理解が深まるかもしれませんよ。
今にも斬りかかってきそうなリアルな表情
「うおー! 」と叫んでいるような口元から「相手を倒してやるぞ」という気迫が伝わってくる、鎧武者のリアルな表情が特徴的。なんだか見ている自分まで、気合いが入ってきませんか?
塗装する際の肌の色使いによって雰囲気が変わるので、自分オリジナルの鎧武者を作って楽しむことができそうですね!
完成後は、お城など他のプラモデルと組み合わせて合戦を再現しても面白そうですし、自宅のディスプレイに取り入れたら、「すごい迫力だね…! 」と家族や友人との話のネタになるかもしれません。
4.DIY 35mmカメラ – LAST CAMERA –
4つ目は、今までとちょっと趣向を変えた、2012年10月20日発売の パワーショベル「DIY 35mmカメラ – LAST CAMERA – 」です。
一見「え、普通のカメラじゃないの? 」と思ってしまいますが、れっきとしたプラモデルなんです。なんと完成するとフィルムカメラとして撮影することが出来るんですよ…!
22mmの広角レンズと45mmの標準レンズの2つのレンズが交換できて表現の幅も広がります。
実際にフィルムを入れて「エモい」写真が撮影できる
スマホで写真を撮ることが多い現代ですが、「味のある写真が撮れる」「一度きりのエモい写真が撮れる! 」と、あえてインスタントカメラで写真を撮ることが密かなブームに。
ラストカメラは、プラモデルながら35mmフィルムで撮影することができ、さらに「光漏れドア」を使うことで部分的に感光させた、世の中に一枚限りのエモい写真を撮ることができます!
フィルムを現像するまで仕上がりが分からない、フィルムカメラならではのワクワク感をぜひ体験してみて下さい…!
自分でイチから作るワクワク感
カメラを組み立てるとなると流石にパーツが多く、大変そうなイメージがあります。
しかし、実際に作った方は「自分で組み立てたカメラで撮影ができ感動した! 」「休日にじっくりと作れて楽しかった」と既製のカメラとは違ったワクワク感を楽しんでいるようです!
なかには「形は出来たけどうまく動かない…」という方もいますが、完成品を自宅に飾ってレトロなディスプレイとして楽しむことも出来ますし、「こんなプラモがあるんだよ! 」と友人やSNSでシェアしても喜ばれるかもしれませんよ。
まとめ
今回は、作って飾って楽しめる、おもしろプラモデルをご紹介しました!
いかがでしたでしょうか?
これプラモなの? という意外なアイテムばかりで、プラモ好きの「モデラー」でなくとも楽しみながら作れそうですよね。
モデラーの方も、企業や造形師の「良いものを作りたい」「ワクワクしながら作って欲しい」という思いを感じながらプラモデルを作ると、また違った楽しみ方ができるかもしれません!
制作:工場タイムズ編集部