毎日猛烈な暑さが続いてますが、紫外線対策はきちんとされていますか?室内のお仕事だとしても、通勤する際に日焼けはします!特に工場で働く女性はすっぴん率が高く、食品系の業種などでは、そもそも日焼け止めや化粧品をつけられないこともあります。しかし、マスク焼けや肌荒れを防ぐためにも、日頃から日焼け対策はしっかりしておきたいものです。 そんな紫外線対策に欠かせない「日焼け止め」ですが、種類がたくさんあって何を選べばよいのか悩みますよね。ここでは、日焼けがおこる原因、自分に合った日焼け止めの選び方のほか、日焼け止めに使用されている容器についても詳しく解説していきます。
なぜ日焼けはおこるのか?
日焼けは太陽光によるやけどの一種です。太陽光は、赤外線と可視光線、紫外線の3つに分けられます。日焼けの要因となるのが紫外線で、皮膚に刺激を与えて日焼けが起こる現象です。
この紫外線だけでも、UVA、UVB、UVCの3種類に分けられます。
日焼けの要因になるのは、「生活紫外線」と呼ばれるUV-Aと「レジャー紫外線」と呼ばれるUV-Bです。
UVA
UVAは肌の深い所まで届く紫外線で、肌に急激なダメージは与えないものの、弾力やハリに影響をうけます。メラニン色素を多く作り出すため、肌が黒くなります。
UVB
UVBは肌の浅いところに急激にダメージを与えるため、日焼けによる炎症(サンバーン)やメラニン色素の沈着(サンタン)を起こします。そのため、シミやそばかすの原因になるのです。
雨の日や曇りの日でも日焼けする?
雨の日や曇りの日でも、油断は禁物です。紫外線量は、快晴な日が100%なら、曇りの日は約70%、雨の日で約30%もあります。
また、冬場は肌が乾燥しやすいため、肌の代謝機能が低下してしまいます。そのため、日焼けによる肌へのダメージも夏場より広がりやすくなります。
日焼け止めの選び方
薬局などに行くと、ミルクタイプ・ジェルタイプ・エッセンスタイプなど、いろいろあって何を選べばよいのか迷ってしまいますよね。
ベタつきが嫌な人には「ジェルタイプ」、敏感肌の人は「ミルクタイプ」、乾燥や美容を気にする人なら「エッセンスタイプ」がおすすめです。ただ、ジェルタイプには「紫外線吸収剤」というものが含まれているものが多く、肌への負担を気にする人は避けた方がよいかもしれません。
次に日焼け止めに記載されている「PA」「SPF」の表示をチェックしましょう。
「PA」は、紫外線UV-Aを防げる指数を示す表記。PAの右側についている「+」が多いほど防止効果も高くなります。「SPF」は、紫外線UV-Bの防止効果を示します。
日本で最も防止効果が高いのは「SPF50+」となります。
日焼け止めの塗り方
日焼け止めは、少量しか塗らない人も多いですが、500円玉サイズのクリームの量が最適。白浮きするので、手のひらに出して何回かに分けて塗ると効果的です。
まずは額・鼻・あご・左右の頬の中心に日焼け止めをつけ、指全体を使い面積の広い順に、頬→額→鼻→あごと中心から外側へ塗り広げます。また、顔や手足だけでなく首回りも日焼けしやすいので要注意!あとは、2時間ごとを目安に、こまめに塗り直すとより効果的です。
日焼け止めに適した素材の容器
一般的に化粧品で使われている容器は大きく分けると、ガラスとプラスチック樹脂(ポリエチレン[PE]、ポリプロピレン[PP])で作られています。
日焼け止めの容器は、軽くて使いやすいプラスチックを使用しており、バリア性のある複数の樹脂を重ねて作られた「多層ブロー容器(ボトル)」が使用されています。
多層ブロー容器(ボトル)は、内層(LDPE)・リプロ層(REG)・接着層(AD)・バリア層(EVOH)と複数の樹脂を樹脂を重ね合わせることによって、内容物の酸化を抑えたり、ボトル表面に光沢を持たせたり、容器を再利用することができ、内溶液をしっかり保護して、高級感を演出する効果があります。
こまめに塗って日焼け対策!
年々日差しが強くなっていき、紫外線の量も増え続けています。室内で働いていても、日焼けをする可能性がありますので、日焼け止めをこまめに塗って、しっかり日焼け対策をしてください。
また、化粧品など容器の製造は、需要が多く景気に影響されにくい仕事なので求人もよく見かけます。興味がある方はぜひ働いてみてはいかがでしょうか?
制作:工場タイムズ編集部