製造業を辞めて、再び製造業界で働きたいと思ったときに、履歴書に「以前の職場のことをどの程度書いていいのか」と、迷いますよね。 また、再度製造業界で働きたいと思った動機も、どのように書けばいいのか悩む人も多いはずです。 ここでは、製造業界経験者が、履歴書を書くときに気をつけるポイントについて、くわしく紹介します。
なぜ製造業を選んだのか
製造業を選んだ理由を書くときに、最も多いのが「モノづくりが好き」という理由です。もちろん、製造業界で働くには大切なことですが、もう少し具体的に書くことをお勧めします。
好きになったきっかけや、DIYが趣味など、モノづくりに関するエピソードを入れると効果的です。また、以前働いていた職場での業務内容やそのときの経験が活かせる可能性があることも履歴書に書くとよいでしょう。
自分にどのような特徴があるか
自分自身にどのような特性があるかも、重要なアピールポイントです。製造業の仕事は、毎日同じ工程をできるだけミスのないように繰り返し行う作業がほとんどです。そのため、「集中力がある」「コツコツ作業することが好き」「真面目で几帳面」などをアピールするとよいでしょう。
どんな技術や経験があるか
現在持っている技術や経験も履歴書にきちんと書いた方が、採用する側も判断しやすくなります。以前働いていた職場での経験は、新しい職場でも活かせる可能性があります。応募する会社の企業情報や仕事内容を確認して、自分の経験がどのように活かせるかを具体的に書きましょう。
志望動機の例文・OKパターンとNGパターン
ここまでの解説内容を踏まえ、製造業界経験者が履歴書に書く志望動機の例文をご紹介します。「自動車の製造・組立工場に応募する際」のOKパターンとNGパターン、両方見てみましょう。
OKパターン
「前職では、バイクの組み立てをする業務に携わっていました。日頃から車のパーツ交換などは自分で行っており、自動車の製造業務にも携わりたいと思い、応募させていただきました。前職での経験を活かして貢献するだけではなく、新たな技術習得に積極的にチャレンジしていきたいと考えています。」
NGパターン
「人の役に立つ仕事がしたいと考えていたところ、御社の求人にたどり着き、企業理念にも共感したので応募させていただきました。御社に入社した後は、製造・組立の業務を通じてスキルを高めたいと思っています。自宅から近いので残業や夜勤にも対応できます。」
大切なのは、その会社で働きたい意思をきちんと伝えることです。製造業界で再び働くためにも、是非、例文も参考にしてみてください。
制作:工場タイムズ編集部