40年以上も愛されている、岩谷マテリアル株式会社の「アイラップ」。
ラップが袋状になったようなもので、ラップとしてはもちろん、ポリ袋としても使える優れモノ。しかもコスパもいい!
使い方もたくさんあって、一石二鳥どころか、一石三鳥、四鳥…ともいえる商品です。ということで、今回はアイラップの活用方法を多数紹介します!
冷蔵庫の中の食材、干からびていませんか?保存編
食材を保存するときって、1回分ずつラップに包んでから冷凍しますよね?
でも、コストコや業務スーパーの商品など、安いからついまとめ買いするけれど、小分けに保存するのは結構面倒です。野菜を買っても使いきれない、というのもあるあるですよね。
そんなときに大活躍するのがアイラップ!「袋状のラップ」というだけあって、ありとあらゆるものを保存してくれます。
野菜やお菓子の保存に最適!
アイラップは、除湿性・密封性が優れていることから、食材が新鮮な状態を長く保てるという特徴があります。カットした野菜とか果物って、すぐにしなってきたり、変色したりしますよね。
でも、アイラップに入れてできるだけ空気を抜いて袋を閉じると、少し長持ちするらしいです。開封したお菓子の保存にも向いていそうですよね。
また、開封したハムやスライスチーズをアイラップに入れて冷蔵庫で保存すれば、パサパサになりにくく、開封したばかりのフレッシュな味を保ってくれるんです。
冷凍保存も御任せあれ
まとめ買いした食材を冷凍保存したいときにも、アイラップが大活躍。アイラップの耐冷温度はなんと-30℃。普通の冷凍庫は-18℃くらいみたいなので余裕ですね!
やり方も簡単で、買ってきた肉や魚をアイラップに入れたら、口を結んで冷凍庫で保存するだけ。ラップ同士がくっついてしまう煩わしさとも、これでお別れです。
さらに袋状だけあって、水分が漏れる心配もほとんどありません。下味をつけた肉や魚をアイラップに入れて冷凍するという活用方法もおすすめ。
ちなみに、刻んだねぎやピザ用チーズって、冷凍すると固まったりしますよね? それもアイラップに入れて冷凍すれば、「パラパラ状態」のまま保存できるんだとか…。ぜひ、お試しください!
キャンプやアウトドアで大活躍!調理編
食材に下味をつけて保存するという方法を紹介しましたが、アイラップでそれができるのはもはや常識です。
しかし、下味保存だけではないのがアイラップのすごいところ。なんと、そのまま調理もできちゃうんです。
ボウルや鍋、炊飯器の代わりに大変身! 「さすがに炊飯器の代わりは無理でしょ? 」という声も聞こえてきそうですね。しかし、読み終わる頃には皆さんもアイラップの万能っぷりに感激するはず。
もったいぶらずにアイラップの活用方法・調理編を紹介していきます!
アイラップをボウル代わりに
まずは序盤ということで、アイラップ・ボウル編。
代表的なのはハンバーグや餃子のたねを作るときですね。使い方もシンプルで、材料をアイラップに入れて袋のうえから揉みこむだけでOK。
耐久性があるから、揉みこむときに破れることもほとんどありません。何が便利って、ハンバーグを作った後のボウルを洗う手間を省けること。アイラップを使えば、そんな面倒な洗い物も減らせるんですね。
それから、サンドウィッチの定番、タマゴサンドもアイラップ1つで洗い物を出さずに作れます。パンに塗るときのスプーンも、卵を茹でる鍋も必要ありません。
「卵を茹でる鍋もいらないってどういうこと…?」と疑問を感じた方もいるでしょう。冗談ではなく、なんとアイラップさえあれば卵の加熱調理も可能なのです。
アイラップに卵を割り入れてフォークで黄身に穴を空け、口を軽く結んで電子レンジへ。固まった卵を袋の上から潰して、マヨネーズや塩こしょうなどを入れて揉みこんだら完成というわけ。
さらに袋の角を切れば絞り出し袋のように使えるから、スプーンを使わずにパンに塗れるんです。考えた人に全身全霊の敬意を表したいものです。
まだまだあります「鍋代わり」
アイラップは、鍋代わりにもなる優れもの。
さすがに袋を直接火にかけるわけにはいきませんが、アイラップは耐熱温度が120℃あるから、食材を入れて湯煎することができるんです。
たとえば、柔らかくてヘルシーなサラダチキン、肉じゃが、味噌汁、魚の煮付けなども簡単に作れます。
作り方は、材料をアイラップに入れて、沸騰した鍋に入れるだけ。それぞれ袋に入れているから味が混ざることもないので、「1つの鍋で複数の料理」を作れるんですよ。すごくないですか?
しかも鍋が汚れないときた。まさに神商品です。
ただ、鍋底や鍋肌にアイラップが触れると熱で溶けてしまうこともあるので、ちょっと浮かせた感じで湯煎するようご注意ください。
嘘か真か?「炊飯器代わり」
さぁ、いよいよ疑惑の炊飯器編です。いくら神商品とはいっても、ポリ袋です。
「さすがにそれはちょっと無理があるのでは? 」と思いましたが、しっかり公式ツイッターでもやり方が公開されており、様々なレシピがあることが判明しました。
アイラップに1:1.2の割合で米と水を入れ、空気を抜いて口を縛ります。「空気を抜く」のは、湯煎時に浮かばないようにするためです。
その後は、鍋を沸騰させ約30分ほど湯煎し、数分冷ましたら完成。
自宅ではもちろん、キャンプや災害時に活用できそうですね!
おまけの番外編
アイラップの活用方法は、食材を入れたり、調理をしたりするだけではありません。ここからは調理・保存以外の使い方もご紹介します!
ゴミ袋
ここまで散々好評してきたアイラップを「ゴミ袋!? 」と驚いた方もいるかもしれません。実際、画期的な使い方とは言えませんが、アイラップは1枚あたりのお値段が約3円程。
レジ袋も有料化しているご時世ですからね。料理や保存で使用したアイラップを最後は生ゴミなどをまとめる袋として利用したら、ちょっとエコではありませんか?
場合によっては、自治体指定のゴミ袋より安いかもしれません。ペットのフンやオムツの処理袋として使っている人も多いようです。
さすがに「アイラップには消臭効果が期待できる! 」という正式な情報はありませんが、密閉できる袋状のラップゆえ重宝されているのかもしれませんね。
氷のくっつき防止?
自動で下のボックスにどんどん氷が溜まるタイプの冷蔵庫。時間が経つと氷同士がくっついてきますよね?
そんな些細なストレスに、なんとアイラップが使えるようなのです。やり方は、アイラップを裏返して、製氷機の氷受けのところに敷くだけ。それで氷のくっつき防止ができるんだとか。
「…なんで?」
実は理由が分かっていないのですが、これにはアイラップのツイッター公式アカウントも「何それすごい…」とコメントしており、驚きを隠せないご様子。
表のまま敷いても、それなりに効果はあるようですが、裏返した方がくっつきにくいようなので、興味のある方はぜひ試してみてください!
まとめ
アイラップを持ってる人も、この記事を読んで欲しくなった人も、試してみたい活用方法はありましたか?
ちなみに、私はごはんを炊いてみたくなりました。
あと、製氷機の氷のくっつき防止!
今回ご紹介した活用方法は、あくまでもほんの一部です。アイラップの活用方法は他にもたくさんありますし、これからもきっと新しい使い方が生まれることでしょう。ぜひ皆さんも、お気に入り、オリジナルのアイラップ活用術を発見してみてくださいね。