コロナ渦も明けはじめた昨今。これからの季節は、新入社員歓迎会・親睦会などで会社の上司とお酒を飲む機会が増えるかもしれません。
新入社員や若手社員の場合「上司との飲み会は緊張する…」「失礼な振る舞いをしてしまわないか心配」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、上司との飲み会の心構え・気を付けたいことを5つご紹介します。
マナーを知ることで、少し心に余裕を持って参加できますよ。失礼がないように振舞いつつ、飲み会を楽しんじゃいましょう!
お誘いの返事は心を込めて返す
遠足のような例えですが、上司に誘われた時からすでに飲み会は始まっています。チャットやメールで誘われることもあれば、口頭の場合も多いでしょう。
どちらの場合もまずは、誘っていただいたお礼を伝えましょう。
「喜んでご一緒させて頂きます。」「楽しみにしております。」の一言を付け加えることで、積極的な参加の意思を伝えられ、ポジティブな印象になります。参加したいけれど、どうしても仕事で遅れてしまいそうな場合は、返事をする時に伝えておくと良いでしょう。
当日は時間を守って会場に到着・下座をゲット
飲み会当日は、どんなに忙しくても遅刻は厳禁。ちょっと遅れるだけでもイメージダウンは免れません。
一般的に10分前くらいに着くのが良いと言われていますが、余裕を持って開始15分前には会場に着いていたいもの。
先輩たちが到着しておらず、席が空いているからといって「あっ、あの隅っこ落ち着きそう! 」と勝手に座るのもNGです。若手のうちは上司を配膳や注文で煩わせないように、出入り口に近い「下座」に座るようにしましょう。「私も若手よ」という先輩が隣にきてもツッコまず、にこやかに微笑んであげてくださいね。
下座にこだわりすぎず、その場の雰囲気に合わせて
人数の少ない飲み会、座席指定の飲み会の場合は上座・下座を気にしない場合も。その場の状況に合わせて「ここに座っていいですか? 」と先輩に声をかけてから席に着きましょう。
同期が先に座っている場合は、隣に座ってしまいましょう。不安な場合は、前もって仲の良い同期と待ち合わせをして一緒に行ってもいいかもしれません。
対面も隣も先輩に囲まれるという、緊張の地獄絵図からは開放されそうです。
乾杯後は上司の飲み物の減りをさりげなくチェック
宴会の基本はお酒で乾杯。参加者のドリンクがそろい次第「カンパイ! 」と上司が音頭を取り、グラスを合わせた後に飲みはじめるのがマナーです。
自分のお酒が先に届いたからといって、ゴクゴク飲んではいけません。
お酒が飲めない方・車で来ている方は周りに伝えて、ソフトドリンクを注文しましょう! ウーロン茶やコーラを注文すれば、色的に何となくお酒の雰囲気が出るかも?
少しだけ飲める方は、乾杯で一口だけお酒を飲んでソフトドリンクやノンアルコールに切り替えるのも良いかもしれません。
さり気なく先輩のお酒を注文しよう
会食中は、横目で上司のグラスの残量をチラチラとチェック。
お酒がなくなりそうになったら「何か頼みましょうか? 」と確認して注文すれば「気が利くねぇ」と喜ばれるはず。
食事も大皿メニューの取り分けがあれば積極的に動きたいもの。取り分けの際は取り箸や新しい箸を使う、事前に手を除菌するなど、清潔感は大切に。
マイペースな上司の場合、取り分けを望んでない場合もあるので、それとなく確認しながら動きましょう!
お酒は飲んでも飲まれるな
上司との飲み会では、一杯飲み終わっても「さぁどんどん飲みたまえ! 」とばかりにグラスに次々とお酒を注がれてしまう場合があります。
先輩の洗礼を断れずにグイグイ飲むと、酔いつぶれて周りに迷惑をかけてしまうかもしれません。
自分の飲める量を考えて、厳しい場合は、お酒を「ちょっとだけ」飲み、さりげなくソフトドリンクに移行しましょう。
お酒に酔いすぎないための対策
ちょっとお行儀が悪いですが、上司にお酒を注がれないように、コップの上に自分の箸を置いておくのも一つの手。
念のため2膳置いておけば絶対に注げません。それでも注がれてしまったら相手は強敵、諦めましょう。
悪酔いしないためには、お酒を飲むときにチェイサー(水)も飲む・ウコンを飲むなどの手段も有効です。
「人の手を借りず無事に家に帰る」ことを目標に、自分のペースを守りながら飲みましょう。無事帰れたら、あなたは今日から立派な社会人です!
どうしても飲み会を断りたい場合
せっかく飲み会のお誘いを受けても、どうしても参加できない場合がありますよね。
職場の飲み会は飲食店に予約を入れることが多いので、行けない時は上司に迷惑がかからないように誘われた時点で断るのがベスト。
急に行けなくなった場合は、分かった時点で断りを入れましょう。
断る場合も気遣いを
断る理由としては「自分や家族の体調不良」「(花粉症などの)薬を飲んでいるためお酒が飲めない」「元々遠方に出かける予定がある」などがあるかと思います。断る際に「今回は参加できず残念ですが、次回があればぜひ参加したいです」と伝えておくことで、印象も悪くならずまた次回に誘ってもらえるでしょう。
まとめ
今回は、会社の飲み会に参加するときの心得をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
上司との飲み会は緊張してしまい苦手意識を持つ方も多いかもしれませんが、得ることもあります。
毎回でなくてもたまには参加して、飲み会という和やかな場ならではのコミュニケーションも大切にしましょう。上司の人柄を知ることで仕事がやりやすくなる場合もありますよ。
まずは、5つの心得を心の中で復唱し、はじめての飲み会にチャレンジしてみましょう。「案ずるより産むがやすし」思っているより楽しめるかも?
楽しみすぎて、飲み会後に課長の靴を履いて帰らないようにだけ気をつけて。行ってらっしゃい!