旅行の計画を立てるとき、地域や旅の目的から決めるという人も多いのではないでしょうか。それなら、今度の旅行はちょっと趣向を変えて「宿泊先」から計画を立ててみるのはいかがでしょうか?
今回ご提案するのは東京都内の個性派ホテル。一般的なホテルや旅館とは全く異なる宿泊体験ができると話題なんです!個性派ホテルで過ごす時間は、きっと忘れられない旅の思い出になるはず。ここからは、泊まって寝るだけではもったいない、新しい旅の楽しみ方ができる施設を3つご紹介します!
個性派ホテルで「非日常」を楽しんでみない?
旅行の醍醐味といえば「非日常」を味わうこと。いつもと違う環境で日ごろの疲れをリフレッシュできるのは、旅行の大きなメリットですよね。
そんな非日常気分をとことん味わうには、宿泊するホテルにもこだわりたいものです。とはいっても、ご紹介するのはラグジュアリーな高級宿ではありません。コンセプトや客室のデザイン、そしてホテルでの過ごし方がユニークで、夜眠りにつくまで旅のワクワク感を楽しめるホテルなんです!
ここからは、個性あふれる3つのホテルをご紹介します。それでは早速見ていきましょう!
遊び心たっぷりなアートホテル「BnA_WALL」
まずご紹介するのは、東京日本橋にあるホテル「BnA_WALL(ビーエヌエー ウォール)」。このホテルの特徴は、客室がまるごとアート作品になっていること。「泊まれるアート空間」を提供しているホテルなんです。
エントランスをくぐると、正面には地下1階から1階にまたがって描かれた大きな壁画にビックリ! さっきまでの東京の街の景色とは打って変わり、建物の中はたくさんのアートに彩られたスタイリッシュな異空間が広がっています。これはまさしく非日常そのものでは…?
「ホテルは気になるけど、アートの見方が分からなくて不安」という方も安心してください。受付の方からの説明や、チェックイン時にもらえるガイドブッグが鑑賞の手助けをしてくれますよ!
気になる客室は14種類
客室は全て気鋭のアーティストとアートディレクターが手掛けており、どの部屋もとっても独創的!全26部屋のうち、異なるコンセプトの客室が14種類あるので、何度泊まっても楽しめそうですね。
それぞれの客室には 「ニュートピア東京」「昼がみた夢」など名前が付けられています。「なぜこういうネーミングにしたんだろう」とじっくり考えてみるのも、ひとつのアートの楽しみ方。滞在中は旅の疲れを癒しつつ、ぜひ部屋の中を見て回ったり、気になる部分の写真を撮ったりしてみましょう。きっといつもの旅とは違う豊かな時間を過ごせるはずです。
ホテル名 | BnA_WALL |
所在地 | 東京都中央区日本橋大伝馬町1-1 |
最寄駅 | 小伝馬町/三越前/馬喰町 |
公式サイト | https://bnawall.com/stay_with_us/ |
気分はファーストクラス「FIRST CABIN」
続いては、ちょっと贅沢な気分になれるカプセルホテル「FIRST CABIN(ファーストキャビン)」をご紹介します。このホテルは、最小限の設備を備えたリーズナブルなカプセルホテルではありますが、地上にいながら憧れのファーストクラスの快適さを味わえてしまうのが魅力なんです。
客室は飛行機の座席システムよろしく、エコノミー、ビジネス、そしてファーストクラスの3種類が用意されています。(※エコノミーなしのホテルもあり)もちろん男女別に分かれているので、一人旅でも安心してリラックスできそう。
カプセルとはいっても、天井は高めで閉塞感は感じません。逆に自分だけの秘密基地にいるかのような、安心感すら感じてしまうほどです。「ひとりで広い部屋で過ごすのは落ち着かない」という方にもぴったりですね!
カプセルホテルでも大満足
おすすめは、やはりファーストクラスのお部屋。広さはなんと通常のカプセルホテルの部屋のおよそ4倍! 手足を伸ばせるセミダブルベッドの隣にはテーブルもあり、軽くパソコン仕事もできそうなほどゆとりのあるつくりです。ベッドに横たわりながら「ファーストクラスってこんな感じかしら…!」と、つい妄想してしまいそうです。
長旅の疲れを癒すなら、カプセルホテルにあると嬉しい大浴場へどうぞ。お湯に浸かってゆっくり体をほぐして、明日に備えましょう。充実したアメニティの他、ドライヤーやアイロンなどの貸出品もそろっているので、旅行の荷物を最小限にしている方も安心。朝、身支度を整えて、また旅の続きに出かけましょう!
ホテル名 | FIRST CABIN 赤坂 |
所在地 | 東京都港区赤坂3丁目13−7 ※東京4軒、大阪に3軒、福岡、長崎にもそれぞれ店舗あり |
最寄駅 | 赤坂駅/溜池山王駅/赤坂見附駅 |
公式サイト | https://first-cabin.jp/ |
「hanare」でほっこり下町暮らしを味わう
ある意味「非日常」な体験ができる宿が、下町情緒漂う谷中にあるホテル「hanare(はなれ)」。しかしホテルの施設は、レセプションとカフェがある建物と、街並みに溶け込むようなホテルの宿泊棟だけ。ディナーが食べられるようなレストランや、大浴場などはありません。
その代わりに、レストランはまちのおいしい飲食店で、お風呂は谷中の人々が集う銭湯へ…といったように、谷中のまちそのものを「ホテル」の施設として楽しむこと。それがこのホテルでの過ごし方なのです!
レセプションでチェックインを済ませたら、コンシェルジュからまちでの過ごし方のルールをレクチャーしてもらいましょう。荷物を宿泊棟に置いて畳にごろんと転がったら、建物の外からまちの喧騒が聞こえてきます。新しいような懐かしいような、不思議な感覚を味わえるはずです。
おすすめの過ごし方
宿泊料金には、コンシェルジュの案内と銭湯チケット、朝食のサービスも含まれています。
夕食やちょっと一杯に出かけたいときには、コンシェルジュを頼ってみましょう。要望に合わせたお店を紹介してくれるので、初めての街でも安心。そのあとは宿周辺のいくつかの銭湯から、好みの銭湯へ。地元の人たちと一緒にお湯に浸かれば、まちにすっかり馴染めたような気分になれそう。hanareの朝ごはんは、レセプションのある建物の1Fにある「HAGI CAFE」でいただけますよ。「旅する朝ご飯」がコンセプトの定食スタイルの和食で、一日の元気をチャージしてくださいね!
ホテル名 | hanare |
所在地 | 東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO |
最寄駅 | 日暮里駅 |
公式サイト | https://hanare.hagiso.jp/ |
まとめ
都内の個性派ホテルをご紹介しました。気になる施設はありましたか?
せっかくの旅行だからこそ、泊まる場所にもこだわりたいものですよね。今回は都内のホテルをご紹介しましたが、全国各地には高級ホテルでも味わえない、非日常を楽しめる個性的なホテルがたくさんあります。
次の旅行はぜひ「泊まってみたいホテル」から旅行先を決めてみてはいかがでしょうか。