TOP > 技術 > アジャスターボルトとは? DIYでも大活躍する便利な高さ調整器具

アジャスターボルトとは? DIYでも大活躍する便利な高さ調整器具

2018/07/03公開 / 2023/06/09更新

DIYでというと、ノコギリや金づち、ネジを使った簡単な棚作りなどが定番ですが、技術が身についてくると少し難しいものを作ってみたいと思うもの。

難易度が上がってくると、DIYではノコギリや金づちだけではなく、より専門的な工具や部品を使うことも。特に、種類が多いネジやボルトは、作るものや設置する場所にあったものを選ばなければいけません。

DIYの難易度が上がったときによく使われる部品、「アジャスターボルト」。少し特徴的な場所に家具などを設置するときに大きな力を発揮するため、より高度なDIYを行うときに非常に便利な工具のひとつです。

今回は、そんなアジャスターボルトの特徴や役割、取りつける際の注意点などについてご紹介します。DIYが趣味の方などは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アジャスターボルトとは?

アジャスターボルトは、「アジャストボルト」という名称で呼ばれることも。このアジャストとは英語で「adjust」と表記し、「調節する」などの意味です。

このようにアジャスターボルトは調節する役目を持つボルトで、よく家具などを設置する際の高さを調節するときに使われます。

また、このアジャスターボルトには地面に接する「ベース」と呼ばれる部分があり、設置する場所や用途に応じて変えられます。そのため、たとえば、すべりやすい場所に家具などを設置する場合には、アジャスターボルトのベース部分をゴム製に変えて、すべり止め効果を強くすることができます。

また、アジャスターボルトはこのようなベースだけでなく、ボルトそのものの大きさや材質、メッキなどの処理方法によってもそのタイプを分けられます。ステンレス製の強度が高いものや、防食性の高いユニクロメッキが施されたものなども。

アジャスターボルトを設置すると家具などの高さの調節が可能になり、材質や形状などさまざまなものの中から適切なものを選ぶことで、より高い効果を得ることができます。

アジャスターボルトの役割

それではアジャスターボルトの役割について、もう少し詳しくみていきましょう。
お話してきたように、アジャスターボルトには家具などを設置する際に高さを調節する機能がありますが、それだけでは具体的な使用方法が分からないかもしれません。

アジャスターボルトは、基本的にベース部分を地面に設置させ、その上にのせる家具などを複数本で支えることが主な役割。しかし、屋外などは地面に凹凸があり、同じ高さの土台を置いてもその上に設置するものが不安定になり、転倒の危険性が生じる場合があります。

高さ調節ができるアジャスターボルトは、このような地面に凹凸がある場合に、特に大きな力を発揮します。ボルトごとの長さを調節することにより、上にものをのせる土台の部分を水平な状態に保つことができるためです。

このような役割を持つアジャスターボルトが大きな力を発揮するのは、自動販売機を屋外に設置するシーンです。地面に凹凸がある場所に自動販売機を設置する場合には、土台にするコンクリートのブロックとアジャスターボルトは必需品で、それらが使われている自動販売機を実際に簡単に見つけることができるでしょう。

アジャスターボルトは木材などと併用すれば、突っ張り棒のように使うこともできます。たとえば、屋内に設置した家具の上と天井の間に木材とアジャスターボルトを複数設置すれば、地震発生時の家具の転倒防止に。

また、アジャスターボルトを屋内で使うには、固定するための穴を壁にあける必要がなく、アジャスターボルトと壁や天井の間に木材を挟んで壁や天井に傷がつくことも防げるため、賃貸における家具の固定もアジャスターボルトもつ大きな役割でしょう。

アジャスターボルトを取りつけるときの注意点

アジャスターボルトを取りつけるときには、いくつかの注意点を覚えておかなければなりません。その理由などについても合わせてご説明します。

許容荷重(kgf)を確認する

上に家具など重いものをのせてアジャスターボルトを使う場合、許容荷重(kgf)をしっかりと確認しなければいけません。ステンレス製の丈夫なアジャスターボトルの場合、許容荷重は2t程度まである場合がありますが、この数値は上から垂直に力が加わった場合のものであるため、少しでも力が加わる方向がずれると許容荷重内でも破損してしまう可能性も。

そのため、アジャスターボルトを選ぶときは許容荷重ギリギリではなく余裕があるものを選び、本数も多めにして安全に運用するようにしましょう。

用途に合わせて材質や形状を選ぶ

ステンレス製のアジャスターボルトは特に強度が優れており、2t程度の力にまで耐えられるものもあります。そのため、重たい家具や自動販売機の下に設置するアジャスターボルトには、このような強度のあるものを選ぶようにしましょう。

一方、すべりやすいフローリングの上に設置するアジャスターボルトは、ゴム製のベースがついたものが適しています。この場合は許容荷重だけでなく、ボルトそのものの材質もよく見極めなければなりません。

このようにアジャスターボルトを選ぶときは、用途に合った材質や形状のものを選ぶ必要があります。

適切な本数を用意する

家具など重いものを支える場合、アジャスターボルトは複数本必要となります。この際に多くのアジャスターボルトを使うと、その分許容荷重は増して安全性は高くなるかもしれません。

しかし、アジャスターボルトの本数が増えると、その分ボルトごとの高さの調整に大きな手間がかかります。このように、アジャスターボルトはただ多ければよいということはなく、適切な本数を用意するようにしましょう。

劣化したときのことも考える

アジャスターボルトはメッキなどの処理がしっかりされているものが多いですが、長期間使用していれば腐食が進むことは避けられません。特に、屋外で使用する場合は風雨に曝されるので、その劣化スピードはより速くなります。

そのため、アジャスターボルトを設置するときは、劣化したときのことも考え、交換が可能な本数がどれくらいであるかといったことも考慮する必要があります。

便利なアジャスターボルトを使ってみよう

今回は、家具などの土台を水平に保つことや、耐震用の突っ張り棒のような用途でも使える、アジャスターボルトについてご紹介しました。

利便性の優れたアジャスターボルトは、用途に合った材質や形状のものを選ぶことによって、より便利に長く使用することが可能になります。家庭でのDIYでは、安全性を確保する上でもアジャスターボルトは大きな力を発揮するため、その役割などを覚えておくとよいでしょう。

制作:工場タイムズ編集部

NEW

  • 精密さが武器になる!ノギスで始めるプロの測定仕事
  • 未来を支える“目”の仕事!フッ素樹脂製品の目視検査とは?
  • 40種類のオムライスで心をつかむ!「ポムの樹」の魅力を紹介!
  • マイクロメーターって何?未経験から始める“測定スキル”の世界
  • 未来を削り出せ!NC機械加工が切り拓く、ものづくりの新時代
あわせて読みたい
  • ポリッシャーとは?半導体製造工場の要がわかる基本ガイド
    • #ものづくり
    • #作り方・工程・仕組み
    • #半導体・IC
  • グラインダーとは?半導体製造の重要ツールを知ろう!
    • #ものづくり
    • #作り方・工程・仕組み
    • #半導体・IC
  • 半導体ウェーハとは?スマホとクルマを支える技術を知る3つのポイント!
    • #ものづくり
    • #半導体・IC
    • #製造業の知識
  • フォトソリグラフィとは?スマホとクルマを支える技術を知る3つのポイント!
    • #作り方・工程・仕組み
    • #半導体・IC
  • 1 / 10
PICKUP
  • 特定化学物質作業主任者
    特定化学物質作業主任者とは? 資格や仕事内容をもっと知りたい!
  • ロウ付け
    ろう付けとは? はんだ付けとの違い、必要な道具、手順、役立つ資格
  • フォークリフト 種類
    フォークリフトの種類とは? それぞれの特徴と運転に必要な資格を解説
    • #フォークリフト
  • 求人 電話
    求人に応募する際の電話のかけ方とは? 必要な準備と大切なマナー
    • #就職・転職・キャリア
  • 1 / 10

NEW

  • 精密さが武器になる!ノギスで始めるプロの測定仕事
  • 未来を支える“目”の仕事!フッ素樹脂製品の目視検査とは?
  • 40種類のオムライスで心をつかむ!「ポムの樹」の魅力を紹介!
  • マイクロメーターって何?未経験から始める“測定スキル”の世界
  • 未来を削り出せ!NC機械加工が切り拓く、ものづくりの新時代

TERND HASHTAG

RANKING