もし、あなたが新品で買った電化製品などに、傷や汚れがついていたらイヤですよね。そのようなことが起こらないように、検品という仕事があります。求人サイトなどを通じて知っている方も多いと思います。
また、興味はあるけど、検品の詳しい仕事内容を知らなかったり、なんだか大変そうというイメージを持っていたりすると思います。
そこで今回は、検品という仕事に迫ってみます。
検品の仕事の種類について
実は「検品の仕事」といっても、その業務内容はさまざまです。
検品の仕事には・良品・不良品検品…製造品の表面にキズやヘコみがないかをチェック・計量検品…製品の重さを計ることで、欠陥がないかをチェック・作動検品…電化製品などが正常に動作するかをチェック・開梱検品…箱や袋を開けて、製品の数などをチェック・混入検品…製品への異物混入がないかをチェックなどがあります。
検品の対象は、衣料品や文房具、日用品、雑貨、おもちゃ、お菓子、医療器具、ゲームソフトなど多岐にわたります。
検品の仕事って、何が大変?
検品は単純作業で大変そうとか、コツコツこなすだけのシンプルな仕事というイメージを持っている方は多いです。実際はどんな仕事なのか、「良品・不良品検品」を例にご紹介します。
良品・不良品検品では、完成した商品の表面に、キズやヘコみがないか、くまなくチェックしていくことが求められます。ずっと同じものを確認していく作業なので “忍耐力”が大切な仕事だといえます。
また、責任感のある仕事でもあります。どういうことかというと、大きく捉えると、検品作業はチーム全体の一部を任されていることになります。作業の遅れやミスで、まわりに迷惑をかけないよう意識する責任があります。
検品の仕事をうまくこなすコツは?
どんな仕事でも、はじめのうちは大変だと感じるものです。それは検品作業も同じです。まずはコツを知ることが、楽しく仕事をするための一歩です!検品作業のコツを紹介します。
集中力を保つ
作業自体は簡単なものがほとんど。しかし単純作業が長時間続くと、どうしても集中力が落ちてしまいがちです。そうなってしまうと、思いがけないミスをしてしまいチームに迷惑をかけることも…。休憩時間では、飲み物を飲んだり、お菓子を食べたり、しっかりリラックスを。仕事のときに、集中力を保てるよう準備しておきましょう。
立ち仕事に重要な“靴”選び
就業先によって、ユニフォームや靴が指定されている場合があります。動きやすい私服での作業となる会社も多いです。ほとんどが立ち仕事なので、どうしても足腰に疲れが出てきてしまいがち。足腰への負担を少しでも軽減するために、靴の幅やサイズがぴったりのものを選ぶのはもちろん、インソールやクッション性にこだわることもおすすめです。足元が軽いと仕事もしやすく、集中できるようになりますよ。
目を休ませる
検品作業では目は生命線。長時間にわたり集中して目を使っています。休憩時間や仕事の後は、スマホやテレビの見すぎは避けるなどして、意識的に目を休ませるといいでしょう。
“やりがい”を知る
はじめはとことん自分の仕事に集中してレベルアップしていくのが大切。仕事のスピードや、丁寧さを磨けば、同僚からも評価してもらえますし、新人の教育も任せられます。あなたにとってのやりがいが見つかれば、自然と仕事に対してのモチベーションも上がるはず!
集中そして休息、メリハリをつけ仕事をしていくことが検品作業のコツ。はじめは上手くできない仕事でも、コツつかんで、着実にレベルアップすることが大切です。仕事ができるようになれば、楽しさややりがいを感じられるでしょう。
検品の魅力って、どんなこと?
仕事の内容やコツとあわせて気になるのが「検品の魅力」について。仕事でうれしいことってどんなこと?
会話が苦手な人でも大丈夫
人とのコミュニケーションが苦手な人にとっては、仕事中の会話が少ないことは大きな魅力。全く会話がないわけではありませんが、接客業などに比べると、コミュニケーション頻度が少ないので、自分のペースで仕事ができる環境です。
肉体労働が少ない
「体力的にきついのでは?」という印象をもたれがちな、工場や倉庫での仕事。検品作業においては、肉体労働が少ないです。
成長を実感しやすい
作業自体は単純で簡単そうに思えます。ちょっとした改善をくりかえすことで、作業スピードがだんだん上がって、レベルアップを実感できます。
自分が検品したものが世の中へ
検品した商品が店頭に並んでいるのを見たり、お客様の手元に届くことを想像したりするとうれしい気持ちにもなるもの。そんな充実感も味わえます。
集中力を高く保とう!職人気質な人にぴったりの検品
検品や倉庫、工場の仕事に対する、地道で単純なイメージと、実際の現場は違うと感じた方が多いのではないでしょうか。仕事のコツをつかむことで、楽しく、やりがいを感じながら働くことができるようになります。人とあまり会話せず、ひたすら仕事に打ち込みたいタイプの職人気質な人にも、ぴったりの仕事です。そして、体力に自信がない方でも安心して働ける仕事です!チームワークを大切にして、責任感を持って働きましょう。
制作:工場タイムズ編集部