新しく仕事を探すときは、なにかと体力がいるものです。
特に履歴書や面接で、必ずといっていいほど聞かれる志望動機。困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、工場で働きたいけど、どんなことを書いていいかお困りの方必見の内容をご紹介します。
まずは工場でつくっているものと仕事内容を知ろう!
ひとくちに工場の仕事といっても、つくっている モノや職種はたくさんあります。そのため、志望動機を考える前に、工場ではなにをつくっているのか、また、どのような職種があるのか、どんな会社があるのかについて、知っておくとよいでしょう。
工場では「自動車部品」「家電」「機械」「金属加工」「食品」「印刷」など、いろいろなモノをつっています。また、職種も「検品・ 検査・調整」「組立・組付け」「仕分け・梱包・ピッキング」「フォークリフト」「加工」など、種類はいろいろ。製品をつくり、工場から出荷するまでの工程それぞれに仕事があります。
また、これら以外でも、できるだけ多くの情報を集めておいて損はありません。時給や寮などの労働条件面、服装など、会社によって異なるポイントはたくさんあります。求人サイトから情報収集をしてもよいです。気になるところがあれば、 求人案件を掲載している会社に問い合わせしてもよいでしょう。また、求人サイトの「電話応募」のボタンは、手軽に問い合わせをすることができます。
工場の仕事とあなたの共通点を探そう!
工場の仕事を志望している場合、ほかの仕事にはない「工場の仕事ならではのポイント」を志望動機に含めましょう。説得力のある志望動機を作ることができます。また、工場ならではのポイントとあなたの共通点は、志望動機のヒントになるでしょう。
例えば、「モノづくり」が好きな方は、その性格を志望動機に含めるとよいでしょう。一つのモノをつくるためには、本当に多くの工程が必要になってきます。そのため、作業一つにフォーカスをあてると、単純な細かい作業も発生します。趣味でプラモデルを作っている方は 、一つ一つの細かい作業が、モノづくりにおいて大事なことを知っているはず。その点をアピールすれば、作業の重要性を理解していて丁寧な仕事をしてくれそうだな、と採用担当者に感じてもらえるかもしれません。
また、「ムダをなくすことが得意」な方は、その性格や経験を志望動機に含めるとよいでしょう。ライン作業は、ベルトコンベアにのって流れてくるモノに対して、次々と仕事をこなしていく作業です。そのため、効率よく物事を済ませることは、仕事をする上で大切なポイント。日頃から、スケジュールを立ててムダのない行動を心掛けている方や、スピードが求められる仕事をしていた方は「効率化するのが得意」というポイントをアピールできます。
このように、あなたの性格や経験と、工場の仕事との 共通点は、志望動機を考えるときのヒントになります。今回の例以外でも、アピールできるポイントはたくさんあります。まずは、工場の仕事で活かせそうな経験や性格面を箇条書きにしていきましょう。内容を整理するためにも、一度ノートなどに全部書き出してみると、自分の強みや経験が見えやすくなります。
自分の素直な気持ちを伝える
履歴書のチェックや、面接をしてくれる採用担当の方は、いろいろな方に会ったことのある方でしょう。志望動機 を考える際の大前提として、正しい情報と、素直な気持ちを伝えるという点に気をつけましょう
社員志望の方は、ある程度詳しい志望動機を考える必要があります。一方で、派遣やバイト志望の方は、志望動機があまり重視されない傾向があります。なぜ志望したかよりも、条件がマッチすることの方が重視されます。例えば、その会社が働いてほしい時間に働けるのか、勤務地は問題なく通えることのできる場所なのかなど。求人サイトには、さまざまな条件の案件が載っているので、自分の希望にあうかどうかをしっかりチェックしておきましょう。無理をして話を合わせたりせず、自分の希望する条件や勤務地、勤務時間を正直に伝えるようにしましょう。また、希望を伝えるだけでなく、仕事をはじめてから認識の食い違いがないよう、「希望と実態」の認識を擦り合わせておくことが大切です。
まとめ
「工場の仕事とあなたの共通点」は志望動機を考えるときのヒントになります。まずは自分にできそうな職種や、つくりたいモノについて調べてみましょう。その後に、あなたの性格や経験と工場の仕事の共通点を探します。頭の中を整理して、説得力のある志望動機作りをしてみましょう。そして素直な気持ちを伝えることを忘れずに。これらを踏まえ、面接の際にはリラックスして笑顔でのぞめば、きっとよい結果につながりやすいはず!
制作:工場タイムズ編集部