体を動かす仕事を目指す方は、どのような仕事が向いているのでしょうか。体動かす仕事にはメリットやデメリット、向いている人のタイプがあり、それらを理解しないで目指してしまうとすぐに挫折して辞めることになりかねません。本記事ではおすすめの体を動かす仕事や探す方法を紹介します。就職経験があまりないものの自分に合った仕事を選びたい方に役立つ内容なので参考にしてみてください。
未経験でもできる体を動かす仕事おすすめ11選
以下のおすすめの体を動かす仕事について紹介します。
- 飲食店従業員
- 販売員
- 建設・土木作業員
- 引っ越し作業員
- 警備員
- 清掃員
- 配送ドライバー
- 介護士
- フィットネスインストラクター
- 営業職
- 工場作業員
未経験でもできる仕事を選んだので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 飲食店従業員
飲食店従業員の仕事は実務経験をもとにキャリアアップしていく仕組みであるため、未経験でも挑戦しやすい業種です。
飲食店従業員の仕事の種類として、以下の2つがあります。
- ホール:顧客をテーブルに案内してオーダーを取る、料理の配膳や片付け、会計
- キッチン:料理の仕込みや調理、食器の洗浄、キッチンの清掃
上記の業務内容を店舗ごとに決められた流れに沿って行い、全体がうまく連携を取れるように配慮しながらオーダーをさばいていきます。顧客にいち早く質の高い料理を提供するのが一番の目的なので、どの業務も手際の良さが求められます。
2. 販売員
販売員の仕事内容には接客やレジ打ち、商品の品出しや在庫管理、店舗レイアウト設定などがあります。販売員ごとや店舗ごとに売上ノルマが課されることが一般的であるため、商品を顧客に売り込んでいく積極性が必要な仕事です。
企業によっては一般の従業員でも店舗の運営に関わることも珍しくなく、シフト決めや商品の買い付けといった業務を行う場合があります。
3. 建設・土木作業員
建設・土木作業員の仕事は建物のほか、道路や河川、ダムといったインフラに関わる建設作業です。管理職以外の作業員は現場作業で、重機が行えない作業や資材の運搬や設置を監督者の指示に沿って実施します。
キャリアアップを目指す際は重機のオペレーター免許の取得や建築・土木施工管理技士になって監督者になる方法が一般的です。
4. 引っ越し作業員
引っ越し作業員の仕事は、引っ越しする顧客の家財を運び出して、転居先へ輸送およびセッティングをする作業を担います。家財道具に傷を付けないために梱包を行い、仲間と協力して運搬作業を行う、協調性や慎重さが求められます。
5. 警備員
未経験でもできる警備員の仕事は施設やイベント会場、工事現場における誘導や警備です。おもに来場者や車両の誘導、施設のセキュリティチェックを行うのが一般的です。
工事現場や施設では、近隣住民や来場した顧客と会話をすることもあるため、企業イメージをアップさせるためにある程度コミュニケーション能力がある方が評価されやすいでしょう。
6. 清掃員
清掃作業員の仕事は家庭や店舗から出るごみの回収や、施設や道路の清掃などです。ひとくちに清掃作業員といっても、ごみ回収業者やビル清掃員、特殊清掃員など業種によって仕事内容が異なります。
学歴や経験を必要とせずに働ける求人が多く、比較的年齢層も高めの従事者が多いため、長く続けられる仕事といえます。
7. 配送ドライバー
配送ドライバーの仕事は配達先にトラックで荷物を届けることです。トラックの大きさによって必要な自動車免許が異なり、2トン以上(※)のトラックを運転する場合は、準中型以上の運転免許が必要です。
扱う荷物や届ける場所までの距離によって働き方は異なり、日勤で終わるものもあれば、夜勤で働く仕事もあります。基本的に1人で動くことが多いため、ある程度自分のペースで働きたいと思っている方におすすめの仕事です。
※”警視庁公式HP”参照
8. 介護士
介護士の仕事は身体が不自由な高齢者や障がいがある方に対し、食事や入浴、排泄の介助などのサポートを行うことです。介護サービスには利用者の自宅に訪問するものや施設でサービスを提供するものがあり、日勤だけではなく夜勤や夜勤専門の働き方があります。
介護士は無資格で挑戦できますが、続けていくためには以下の資格を取ることが一般的です。
- 介護職員初任者研修:入門的な研修
- 介護福祉士実務者研修:上位的な研修
- ケアマネジャー(介護支援専門員):介護計画を立案できる
- 介護福祉士:国家資格
有資格者の職位の高さは上記の順番で下に行くほど高くなります。
9. フィットネスインストラクター
フィットネスインストラクターの仕事は、スポーツジムにおいてマシンの使用方法やエクササイズの実施方法を教えることです。教える内容は施設によって異なりますが、ヨガやエアロビクスといったものを複数の顧客に対してインストラクター1人が教える形が一般的です。
基本的にはスポーツジムの運営に必要な掃除やマシンのメンテナンス、入会手続きの対応といったことがメインの業務となっています。
10. 営業職
営業職の仕事は企業や個人顧客などの元へ出向き、自社商品やサービスなどの紹介や売り込みをすることです。営業の種類には新規開拓や既存顧客に新規商品を売り込むルート営業があり、商材も有形のものから無形のものまで存在しています。
営業といってもテレアポのような事務所でできる営業もありますが、体を動かす営業が一般的で、体力やコミュニケーション能力が求められる仕事です。
11. 工場作業員
工場作業員の仕事は工場内で原材料の搬入や製品の搬出、製造業務に付随する作業を行うものです。製造に関係する機械のメンテナンスや、廃棄物分別、構内清掃なども行います。製造する製品の内容によって工場の規模や働き方が変わり、日勤だけのところもあれば、3交代制で夜勤が発生する事業所もあります。
一般的に工場での作業中は担当の業務を単独でこなすケースが多いため、コミュニケーションを取るのが苦手な人や黙々と作業したい人に適した業種といえます。
体を動かす仕事が向いている人
体を動かす仕事が向いている人は以下のような人です。
- デスクワークが苦手な人
- 体力に自信がある人
- 外で活動するのが好きな人
それぞれについて解説します
デスクワークが苦手な人
デスクワークに苦手意識がある人は体を動かす肉体労働の方が向いています。適していないと感じながら働くより前向きに仕事に取り組めるため、能動的に働くことができるはずです。仕事が自分に合っていると感じたら、社内制度を利用してキャリアアップを目指しましょう。
体力に自信がある人
肉体労働は体を動かすのが好きな人の方が、楽しみながら仕事ができるため向いているといえます。勤めている企業で貢献できていると実感した方が、仕事に対してやりがいがあるため、向いている仕事を選んだ方が長く続けられます。転職は簡単にできるものではないので、体力に自信がある人は体を動かす仕事を目指しましょう。
外で活動するのが好きな人
体を動かす仕事には外で作業するものが多くあり、そういった仕事は外で活動するのが好きな人にとって気分よく仕事ができる環境です。外で働く仕事には建設現場や警備員、配送ドライバーに営業職など幅広く存在するため、自分に合った仕事が見つかるはずです。
体を動かす仕事を探す方法
体を動かす仕事を探す方法には以下のようなものがあります。
- ハローワークで紹介してもらう
- 知り合いに仕事を紹介してもらう
- 求人サイトを利用する
それぞれについて解説していきます。
ハローワークを利用する
体を動かす仕事を探す方法には、ハローワークがあります。探す際はハローワークに直接訪れて求職の手続きを行う方法とインターネットを利用する方法があり、ここでは手軽にできるインターネットによる手続きについて紹介します。
以下に手順をまとめました。
- 自宅のパソコンからハローワークインターネットサービスにアクセスし、求職者マイページアカウント登録を行う。
- アカウント登録完了後14日以内に求職情報を入力し、求職者マイページを開設する。
- 求人検索から就業場所や職種、雇用形態などを入力して求人を探す。
- 求職者マイページから応募を行うと選考結果や連絡が届く。
注意すべき点は応募の締め切りまでに応募をする必要があることと、インターネットによる応募はハローワークの職業紹介を要件とする雇用保険の再就職手当等の対象にならないことに注意してください。再就職手当が必要な場合は直接ハローワークに行き求職を行いましょう。
知り合いに仕事を紹介してもらう
体を動かす仕事を探す方法として、知人に紹介してもらう方法もあります。知人が経営者である場合や、経営者につながりがある場合に可能な方法です。メリットとして知人の顔があるため採用してもらいやすく、気にかけてもらえることが多く、相談がしやすいといったことがあります。
デメリットとして採用が期待できる反面、職場が合わない場合に辞めにくい点があるため、応募する前に仕事内容や職場の雰囲気をしっかり確認しておきましょう。
求人サイトを利用する
体を動かす仕事を探す方法として、求人サイトを利用して応募する方法があります。サイトの求人情報から職種や条件を入力して検索し、ページ内からのエントリーや直接連絡を取るだけなので簡単に応募が可能です。
求人サイトは手軽な反面、求人によっては競争率が高く応募が間に合わない場合があるため、応募や面接の準備をしっかり行ってから就職活動を行いましょう。
体を動かす仕事のメリット
体を動かす仕事のメリットには以下のようなものがあります。
- 未経験でも挑戦しやすい仕事が多い
- 体力がつく
それぞれについて解説していきます。
未経験でも挑戦しやすい仕事が多い
体を動かす仕事には未経験でも挑戦しやすい求人が多く、なかなか応募条件が合う求人が見つからないという人でも応募しやすいというメリットがあります。実務経験を積んで覚える仕事が多いため、能力に合った仕事なら働きながらキャリアアップも目指せます。
体力がつく
体を動かす仕事は事務作業に比べて、運動不足になりにくいというメリットがあります。意図的に行うスポーツと同等とはいえませんが、事務作業に比べて日々の活動量が多いため、健康にとってプラスの影響を与えるはずです。
体を動かす仕事のデメリット
体を動かす仕事のデメリットには以下のようなものがあります。
- 高齢になると働きにくい
- スキルアップが難しい場合がある
それぞれについて解説していきます。
高齢になると働きにくい
体を動かす仕事のデメリットには、加齢によって活動量が減ると業務を担う上で力量不足と判断されてしまう点があります。肉体労働における労働力は体を動かすことで生まれるため、力作業ができなくなったり、作業スピードが落ちると、効率アップのため若い作業者に担当を変えられてしまう場合があります。
高齢になるまでに現場作業以外の事務作業を担当できるように、働く上でのプランをたてておくことが重要です。
スキルアップが難しい場合がある
体を動かす仕事の中には管理職の枠が少なく、一般社員がほとんどを占める企業があります。そういった企業では昇進するためのルートが乏しく、いざキャリアアップしたいと思っていても道がなく悩んでしまう場合があります。
年齢を重ねてからキャリアアップが難しいことに気づいても、転職も難しくなってしまうため、自分が目指すべき姿を描いた上で就職先を選びましょう。
体を動かす仕事探しなら「工場ワークス」がおすすめ
体を動かす仕事を目指すなら工場の求人を取り扱う「工場ワークス」がおすすめです。全国の工場をはじめとする製造業の求人情報を20,144件(2024年2月5日現在)掲載しています。
未経験歓迎の求人や女性が活躍している職場の求人、寮完備の求人などさまざまな条件から検索できるため、手間なく希望の職場が見つかります。
応募は会員登録後エントリーページから応募するだけで、求人先からメッセージが届きます。
体を動かす仕事を目指す方はぜひ工場ワークスを利用してみてください。
体を動かす仕事を目指せばさまざまな業界で働ける
体を動かす肉体労働中心の仕事は未経験でもできる仕事が多く、さまざまな業界で活躍することができます。体を動かす仕事に限ったことではありませんが、年齢を重ねた場合続けにくい点があるため、長期的な目線で業種を選択することが重要です。
将来的に管理職になれるシステムがある職場なら肉体的な負荷を抑えて長く働きやすいため、応募時に確認した上で企業を選択しましょう。