「がっつり夜勤で稼ぎたいけど大変なのかな?」と悩んでいる方も多いでしょう。本記事では、夜勤のある仕事の仕事内容や勤務体系について紹介します。また、男性・女性別におすすめの仕事や、給料、体調管理のポイントについても解説しているので、夜勤のある仕事に興味のある方はチェックしてみてください。
夜勤とは?
夜勤とは、深夜労働とも呼ばれ、夜間に勤務をすることです。労働基準法第37条によって午後10時から午前5時までの労働時間が夜勤に該当すると定められています。
また、この時間帯に労働した人に向けて割増賃金を支払うことが義務付けられており、基礎賃金の25%以上の手当が受けられる点も特徴です。
※“厚生労働省 公式HP”参照
夜勤のある仕事の給料は?
夜勤のある仕事は、通常の基本給に25%(※)以上を上乗せした給与が支給されます。そのため、日勤よりも収入が高くなりやすいです。
さらに、1日8時間・1週間40時間の法定労働時間を超えた場合には、時間外手当として基本給の25%(※)が追加されます。そのため、午後10時から午前5時までの労働が残業に該当する場合、基本給の最大50%が上乗せされるケースもあります。
※ “厚生労働省 公式HP”参照
夜勤のある仕事一覧
夜勤のある仕事は、警備や運輸、製造業、医療、福祉など多岐にわたります。ここでは、夜勤のある仕事を仕事内容と勤務体系とともに解説。ぜひ、仕事選びの参考にしてみてください。
工場作業員
工場作業員は、工場での業務を行う従業員のことです。特に、24時間稼働している工場では、夜勤が発生します。
自動車工場、プレス工場、製鉄工場、半導体工場、食品工場などは24時間稼働している場合があり、三交代制を取り入れているケースが多いです。
警備員
警備員は商業施設やマンション、オフィスビルなどで巡回や監視を行う仕事です。事故や犯罪は夜間に発生することが多いため、夜勤を行う必要があります。
24時間警備員が常駐している施設であれば、夜勤を含めた三交代制を採用しているケースもあり、残業が発生しにくいといえるでしょう。
ドライバー・運転手
長距離トラックのドライバーやバス・タクシーの運転手など、物流や交通に関わる仕事も夜勤を行う必要があります。夜間は比較的渋滞が少ない一方で、集中力の維持が求められる面も。
ドライバーや運転手の場合、日勤・夜勤と分かれている場合や1日15〜20時間程度働いて翌日が休みになる隔日勤務を採用している場合があります。
介護士
介護士は老人ホームや病院などの介護施設で、入所者の介護をする仕事です。食事介助や巡回、体位交換などが必要となるため、24時間営業している施設では夜勤が必要となります。
夜勤では主に就寝前後から起床前後までの介護がメインで、食事介助や服薬介助、おむつ交換などを行うのが一般的です。
看護師
看護師は、傷病者や産後間もない女性の世話や診療の補助を行う職業です。主に病院での勤務が一般的で、夜勤を伴います。
勤務形態にはニ交代制と三交代制があり、勤務時間は病院によってさまざま。勤務時間には、ナースコール対応や点滴交換、バイタルチェックなどを行います。
ホテルスタッフ
ホテルスタッフは、フロントでの対応やルームサービスの受付などを行う仕事です。24時間宿泊者のリクエストに対応する必要があるため、夜勤が発生します。
チェックイン・チェックアウトのほか、部屋決めや電話対応などの業務がメインですが、施設内のほかの業務を手伝う必要があるケースも。勤務形態にはニ交代制と三交代制があります。
清掃員
清掃員は、オフィスビルや商業施設、学校、病院などの清掃を行う仕事です。担当場所の清掃や物品の整理整頓、ゴミの回収などさまざまな業務を担っており、夜勤があるケースもあります。
多くの施設では日勤のみとしているものの、施設によっては利用者のいない深夜帯に業務を行うこともあります。ただし、ほかの職種と比較すると勤務時間は短い傾向にある点に注意が必要です。
オペレーター
オペレーターとは、顧客からの電話に対応するスタッフのことです。コールセンターや電話代行サービスのなかには、24時間対応しているケースがあり、夜勤を伴う場合もあります。
特にロードサービスやクレジットカードのデスクなどは24時間対応する必要があるため、深夜のシフトがある場合も。しかし、日勤と比べると受電数が少ないというメリットもあります。
コンビニスタッフ
コンビニスタッフは、レジ対応や品出し、清掃などの業務を行うスタッフです。 多くのコンビニが24時間営業となっているので、夜勤が発生します。
日勤と比べて来客数が少ないものの、清掃や搬入、納品などの業務が多くストレスに感じる人も。メリットとして、アルバイトであれば比較的柔軟に働ける点が挙げられます。
ガソリンスタンドスタッフ
ガソリンスタンドスタッフは、給油や窓ふき、お客様の誘導などの業務を行うスタッフのこと。深夜まで営業しているガソリンスタンドでは、夜勤が発生します。
一般的には、20:00〜翌8:00のなかでシフトを組むことが多く、日勤と比べるとゆったりと働ける点もメリットです。
病院夜間受付・医療事務
病院の夜間受付や医療事務は、夜間に来院した患者の対応を行う仕事です。診療時間外でも、急患の場合は夜間に受け入れる必要があるため、スムーズな対応が求められます。
二交代制や三交代制のほか、夜勤専従などの働き方があり、ライフスタイルに合わせて働くことが可能です。
医療検査補助
医療検査補助は、病院や検査機関で医師や臨床検査技師のサポートをする仕事です。夜間でも急患の検査が必要になるため、夜勤のある職場も多くあります。
二交代制や三交代制のほか、夜勤専従などの働き方があり、需要が高いため未経験でも働くことが可能です。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、企業のサーバーやネットワークの運用を支える仕事です。24時間稼働するシステムを管理するため、夜勤が発生する職場も多くあります。
特にシステム障害が発生した場合は、迅速かつ的確な対応が求められるため、責任感を高くもつことが必要です。また、大規模な障害が発生した際には、復旧するまで対応を続けることが求められ、長時間の対応が必要になる場合もあります。
夜勤のある仕事のメリット
出典:PIXTA
夜勤のある仕事には、日勤よりも高収入が期待できるメリットがあります。これは、労働基準法第37条によって深夜手当の支給が義務付けられているためです。
また、役所や銀行など、平日しか空いていない施設も利用しやすいメリットがあります。余裕があれば、美容院や通院、Wワークなども行える可能性があるでしょう。
夜勤のある仕事のデメリット
夜勤のデメリットとして、体調管理が難しいことや睡眠不足に陥りやすい点が挙げられます。これは、昼夜逆転の生活に慣れるまでの間は寝付きにくかったり、周囲の音が気になって睡眠が浅くなったりすることがあるためです。
また、家族や友人と生活リズムが合わなくなるという懸念も。さらに一度夜勤に慣れてしまうと、日勤に戻りにくいというデメリットもあります。
夜勤のある仕事に向いている人
夜勤のある仕事に向いている人の特徴として、体力がある人が挙げられます。夜勤に慣れていない間は体に負担がかかってしまうため、体力に自信がある人の方が夜勤に向いています。
また、夜型のリズムに慣れている人や少人数で黙々と作業をすることが好きな人にも適しているといえるでしょう。さらに、夜勤をすることで夜勤手当がつくため、稼ぎたい人にも向いています。
男性におすすめの夜勤のある仕事
夜勤のある仕事には、体力や責任が求められます。特に、男性に向いている仕事として以下のような職種が挙げられます。
- 警備員
- ドライバー・運転手
- 工場作業員
- コンビニスタッフ
- ガソリンスタンドスタッフ
- インフラエンジニア
女性におすすめの夜勤のある仕事
夜勤のある仕事のなかには、女性でも無理なく働ける職種や、スキルを活かせる仕事もあります。特に、女性に向いている仕事として以下のような職種が挙げられます。
- 介護士
- 看護師
- ホテルスタッフ
- 清掃員
- オペレーター
- 病院夜間受付・医療事務
- 医療検査補助
夜勤のある仕事に向いていない人
夜勤のある仕事に向いていない人の特徴として、夜型のリズムに慣れていない人や家族との時間を大切にしたい人が挙げられます。
夜勤はどうしても生活リズムが乱れがちで、身体的にも精神的にも負担がかかってしまいがちです。さらに家族や友人との生活リズムが合わなくなるケースもあります。
夜勤のある仕事の体調管理のポイント

夜勤は体に負担がかかりやすいため、体調管理には十分配慮しましょう。具体的には、良質な睡眠や食事、適度な運動などが体調管理のポイントです。
また、夜勤では精神的なストレスも感じやすくなるため、映画鑑賞やカラオケなど、好きなことをしてストレス発散ができる時間を確保すると良いでしょう。
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夜勤のある仕事には多様な職種がある!
本記事では、夜勤のある仕事の仕事内容や勤務体系について紹介しました。夜勤のある仕事は生活リズムが乱れやすいものの、給与が高かったり昼の時間を有効に利用できたりといったメリットもあります。ぜひ本記事を参考に、夜勤のある仕事を探してみてください。