日焼けで色が変色してしまったり、ペットや子どもがいたずらをして破いてしまったりで、何かとメンテナンスする機会が多い「ふすま」。
とはいえ、ふすまの張り替えを業者に頼めば費用もばかにならないので、自分でやれるものならやってみたいですよね。
今回は簡単なふすまの張り替え方法と、ふすまを洋風にガラリとイメージチェンジさせる方法をご紹介します。
ふすまが変わればこんなに変わる!
賃貸や持ち家にデフォルトでついていたふすまですが、カーテンと同じように模様替えできたら、どんなに良いだろうと思ったことはありませんか。
ふすまは和の雰囲気を醸し出し、趣がありますが、しばらくすると飽きてしまうという人もいるでしょう。そうしたときに自分好みの柄に張り替えると、部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。
張り替えというと、面倒なイメージを持つ人もいると思いますが、より簡単に行う方法があります。たとえば一般的なふすま紙ではなく、壁紙を使うととても簡単に張り替えができます。また、刷毛(はけ)を使ってのりを塗ったり、しわを伸ばすためにアイロンを使ったりなど本来はとても手間のかかる作業も、両面テープを使えば簡単に張り替えができるようになります。
まずは事前準備を!
ふすまの張り替えに使用する道具をご紹介します。ほとんどが、どこの家庭にもありそうな道具なので、余分な出費を抑えられるでしょう。
作業に必要なモノ
1. 壁紙(ふすま紙の代わりに使います)
2. 定規(壁紙を切るときに使います。スキージー《へら》があればなお良いでしょう)
3. マスキングテープ(壁紙張り用を使いましょう)
4. 両面テープ(のりの代わりに、壁紙をくっつけるために使います)
5. カッター(壁紙を切るときに使います)
※お好みで、壁紙とは別に、カラーのマスキングテープを用意。木枠に貼るとよりオシャレ度が上がります。
壁紙を張る前の準備作業
壁紙を張る前に、ふすまの表面を掃除しておきましょう。このときふすま紙ははがさなくて大丈夫です。汚れがついたままだと、テープの粘着力が落ちてしまいますので、はたきや乾いたタオルを使って、表面についたチリやほこりを落としましょう。
キレイな壁紙の張り方
それでは、ふすまの張り方をご紹介します。
手順
1. 壁紙をふすまサイズにカット
2. ふすまにマスキングテープを貼る
3. 両面テープをマスキングテープの上に沿って貼る
4. 両面テープをはがしながら壁紙をくっつける
5. 完成
いかがでしょうか。とても簡単ですよね!
では、もう少し詳しいやり方をご紹介します。まず、ふすまの寸法に壁紙をカットします。カッターとスキージーを使うとキレイにできますよ。このとき、ふすまの「引き手」(開け閉めするときに手を入れるところ)は外しても外さなくても、どちらでも大丈夫です。
次に、マスキングテープをふすまの上から30cmの間隔で貼ります。上から下に向かって、横向きに貼りましょう。テープにしわやもたつきがないように、テープの進行方向に合わせて、手で優しく伸ばします。
ふすまにマスキングテープを貼り終わったら、その上から両面テープを貼っていきます。これで下準備は完了。あとは壁紙を張っていくだけです。このとき、画びょうで壁紙を仮止めすると、張りやすくなります。少し壁紙が余ってしまったら、カッターとスキージーを使って余分な部分をカットしましょう。これで完成です。さらに、オシャレ度をアップしたい人は、木枠に白のマスキングテープを貼ると、より洋風な雰囲気を演出できます。
キレイに張るコツやポイント
壁紙をキレイに張るコツは、手で壁紙をよれないように伸ばしながらつけることです。縦、横とテープの進行方向に合わせて、なでるように伸ばしましょう。また、両面テープは、最初にすべてはがしてしまうと失敗しやすくなりますので、一列ずつ順番にはがして壁紙を張っていくと、よりキレイに仕上がります。
ふすまを簡単に張り変えて、自慢できる部屋にチェンジ!
今回は簡単なふすまの張り替え方法をご紹介しました。フローリングや絨毯(じゅうたん)を使用する住宅が増えている中で、ふすまは少し地味な印象を与えてしまうことがあります。ふすまは部屋の表面積を大きく占めるので、好みの柄に張り替えられれば、一気に部屋のイメージを変えることができるでしょう。休日のDIYとして、気分をリフレッシュさせる際にはぜひ試してみてください。
制作:工場タイムズ編集部