給料から天引きされてる「住民税」、何のために払ってるか知ってる？実は、払いすぎを防ぐ方法もあるんだ。この記事では、住民税の仕組みや納付タイミング、節税方法をわかりやすく解説。少し知識を身につけるだけで、手元に残るお金が変わるかも。しっかりチェックして、賢く節約しよう！
住民税って何？どこに払ってるの？
住民税は、地方自治体（都道府県や市区町村）が教育や福祉、消防などの行政サービスを提供するための税金です。前年の所得に基づいて計算され、「所得割」と「均等割」の2種類で構成されます。
所得割は課税所得に応じて決まり、税率は一般的に10%（都道府県民税4%、市町村民税6%）とされています。一方、均等割は所得に関係なく、一律の金額が課税される仕組みです。
つまり、前年の収入が多いほど所得割の負担が大きくなり、逆に収入が少ないと住民税も軽減されるのが特徴です。
住民税はいつ払う？期間工でも天引きされる？
住民税の納付方法には、会社員向けの 「特別徴収」 と個人事業主・無職の方向けの 「普通徴収」 があります。
①特別徴収（会社員・期間工）
給与から毎月自動的に天引きされ、6月から翌年5月までの期間で納付します。期間工でも会社が特別徴収を採用している場合、給与明細に「住民税」の項目があるはずです。
②普通徴収（個人事業主・無職）
自分で納付する方式で、6月末、8月末、10月末、翌年1月末の年4回に分けて支払います。
なお、社会人1年目（前年に所得がない場合）は住民税が発生しませんが、2年目から課税されるため、いきなり天引き額が増えることもあるので注意が必要です。
住民税を節約する方法！使わないと損な控除制度
住民税の負担を減らすには、課税所得を少なくする控除制度を活用するのがポイントです。以下の方法を試してみましょう。
① iDeCo（個人型確定拠出年金）
掛金が全額所得控除の対象となり、住民税と所得税の両方を減らせます。将来の貯蓄にもなるので一石二鳥。
② 医療費控除
1年間の医療費が10万円（または所得の5%）を超えた場合、確定申告をすれば住民税の一部が控除されます。
③ 扶養控除
扶養する家族がいる場合、所得控除が受けられ、住民税が軽減されます。
これらを意識的に活用することで、住民税の負担を軽減できます。
まとめ
住民税は前年の所得に基づいて課税されるため、2年目からの負担に備えておくことが大切です。給与から天引きされることが多いですが、納付方法や節税の仕組みを知っておくと、払いすぎを防ぐことができます。iDeCoや医療費控除などの制度をうまく活用しながら、無駄な出費を減らしていきましょう。
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