工場には、マシンオペレーターという仕事があります。工場で働いている方であれば、聞いたことのある職業ですよね。ただ、これから工場で働こうとしている方にとっては、あまりなじみがないかもしれません。
どんな仕事か知っていると、もし応募したいと思ったとき、履歴書や面接のときに役立つかも。
そこで今回は、マシンオペレーターの志望動機を考えるときに参考になるポイントをご紹介します。
会社と仕事を知っておこう
具体的な志望動機を考える前に、まずは、会社や仕事について調べましょう。志望動機を考える際のヒントが見つかります。なにを伝えればよいのか、少しずつイメージがついてくるでしょう。
マシンオペレーターはその名の通り、「機械を操作する」仕事です。機械といっても、工場には、たくさんの機械があります。また、会社や工場がつくっているモノによって、置いてある機械や仕事内容もさまざまです。働き始めないと、詳細まで把握するのは難しいですが、事前に知っておけることもあります。そのため、会社や工場の機械について、少しでも知っておきましょう。
例えば、どのような機械があるのかというと、旋盤(せんばん)と呼ばれる機械が挙げられます。円筒状のものを回転させて、金属などを加工することができます。工場に置いてある、代表的な機械の一つです。この機械は、穴をあけたり不要な部分を削ったりする場合に使用します。自動車工場であれば、この機械を操作して、内装や足回りの、加工業務を行うことになります。
その仕事を掲載している会社だけでなく、仕事で取り扱うモノや道具について、事前に知っておくことは、志望動機を考える際にヒントになります。志望動機があまり重視されない、派遣やバイトを考えている方も、調べておいて損はありません。あらかじめ知っておけば、仕事をスムースに始めることができます。
アピールポイントはこれ!
志望動機では、自分がその職種に適性のある人間だ、ということをアピールする必要があります。マシンオペレーターであれば、どのようなアピールポイントが、考えられるでしょうか。
・機械が好き工場のお仕事の中でも、マシンオペレーターならではの特徴は「機械を操作」するという点です。検品や梱包などの軽作業や、ライン業務では、手作業がメインとなります。工場には、普段、見たり触ったりできない機械が、たくさんあります。機械そのものについて、興味がある方は、アピールできるポイントです。
・集中して丁寧な作業ができる機械の操作なので、ボタンの押し間違えや、よそ見などをせずに、集中して仕事をする必要があります。決められたことを、集中して、丁寧に取り組むことは、安全な作業をする上でも、とても大切なことです。
・マシンオペレーターの経験があるマシンオペレーターの仕事は、未経験者でも募集しているところがほとんどです。データを入力したり、機械のボタンを押したりする作業の場合は、比較的簡単な作業です。ただし、機械のことを詳しく知っている方のほうが向いている作業もあります。特に、職場を管理するポジションの場合は、経験者が優遇されるでしょう。
このように、マシンオペレーターならではのアピールをすることが大切です。会社や仕事について調べた上で、自分の場合はどのような点をアピールすればよいのか、じっくりと考えてみましょう。
実際に志望動機を考えてみよう
それでは、これまでご説明したポイントを元に、志望動機をつくってみましょう。どのような視点から考えればよいのか、例文をご紹介します。これを参考に、あなただけの志望動機を考えてみてください。
例文1:なぜ製造業や工場を選んだのかモノづくりが注目されているからです。先日、工場見学にいきましたが、多くの人が来ていました。実際に多くの人が来ているのを見て、工場やモノづくりが注目されているのを、実感しました。そんな注目されている業界で働くことで、自分自身も楽しみながら仕事をできるのではないかと考えています。
例文2:なぜマシンオペレーターを選んだのか機械に関わる仕事がしたいからです。そもそも、機械について興味があります。普段からパソコンを自分で造ったりしています。働くのであれば、自分の好きな機械に関わる仕事をしたいと思っています。
ここでご紹介したのは、あくまでも例文です。志望動機になるポイントは人それぞれ、いくつもあります。派遣やバイトの方であれば、勤務地が近いことや、時給が志望動機でも問題ありません。なんとなく考えていることでもよいので、まずは実際に文字に起こして、志望する理由を整理してみましょう。
まとめ
説得力のある志望動機をつくるためのポイントは、会社や仕事によって、異なります。そのため、まずは、しっかりと会社や仕事のことを研究していきましょう。マシンオペレーターの場合だと、「機械」は志望動機をつくる上で、重要なキーワードになるでしょう。そして、自分自身のことも、しっかりと理解することが必要です。志望している会社や仕事、自分自身の性格や経験を整理することが、志望動機を考える際のポイントです。特に、正社員を目指す方であれば、今回ご紹介したことをぜひ参考にしてみてください!
制作:工場タイムズ編集部