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衛生管理者の役割 資格が必要って本当?

2015/08/31公開 / 2023/05/31更新

従業員が健康に働くことができるよう労働環境を良くする仕事があります。その役割を実行する人が衛生管理者です。これは 工場で使える資格の一つです。

この資格を習得することで工場内の衛生を守る業務につくことができます。

ここでは「衛生管理者」の役割と資格についてご紹介します。

「衛生管理者」ってなに?

「衛生管理者」の仕事は工場の安全や衛生を守ることです。衛生管理者になるための資格にはいくつかの種類があります。 働いている事業場の業種と取り扱い範囲によって主に、「衛生工学衛生管理者」「第一種衛生管理者」「第二種衛生管理者」の三種類 に分けられます。これら資格を持っている人やその仕事のことを「衛生管理者」と呼びます。また、医師や歯科医師の免許を持っている人も「衛生管理者」と言えます。50人以上の従業員が働いている場所では、衛生管理者を一人以上おくことが法律によって義務づけられています。

その役割は、大きく分けて3つあります。

社員の健康を守る

定期的な健康診断を実施したり、体に悪影響がありそうな業務を担当する人に特別な健康診断を行ったりして、社員の健康状態をチェックします。そのチェックで問題が見つかれば、健康管理のアドバイスなどの対応もします。

職場の環境を健全に保つ

照明や温度、換気の状態、振動、騒音、有害な化学物質などによって、従業員の健康に悪い職場環境になっていないか日々チェックして確認していきます。

労働環境をより良いものにする

従業員が気持ちよく働くことができて、仕事の効率や品質がよくなるようにいろいろな工夫をすることも重要な役割です。例えば、喫煙者でも非喫煙者でも気持ちよく働けるように、喫煙場所の設置なども役割の一つです。

衛生管理者になるにはどんな試験を受けるの?

「衛生工学衛生管理者」「第一種衛生管理者」「第二種衛生管理者」の中でも第二種は危険有害業務を含まない職種が対象となっており、多くの人がはじめにこれを受験します。

なお、「実務経験」がある人はこれらの資格を受験することができます。大学卒の人で経験が一年以上、高校卒は三年以上、学歴に関係ない場合は十年以上の、労働衛生に関係した実務経験が必要になります。

試験内容は、第一種、第二種ともに「労働衛生」、「関係法令」、「労働生理」の三科目があります。「労働衛生」には病気の名称やその内容、そのような病気にならないための方法などが含まれます。「関係法令」は労働基準法や労働安全衛生法などの法律についてです。「労働生理」は職場の環境がどのように人体へ影響をするのか、職業の適性などが含まれます。

問題数は30~44問。問題はすべて選択式のため、対策が立てやすく勉強がしやすいのが特徴です。選択式の試験で全体の6割以上を正解すると合格です。合格率は第一種が約50%、第二種が約60%。これは国家資格としては高い合格率となっています。

衛生管理者の資格はこうやって取る!

衛生管理者資格の試験で合格するためには、本を買って勉強したり、通信教育を受けたり、講習会で学ぶなど、いくつか方法があります。試験問題がすべて選択式なので、過去問をしっかり勉強しておくと試験で高得点を狙うことができます。まずは自分に合った勉強方法を選んでから、最後に復習として過去問を勉強していく流れがよいでしょう。

試験は、全国七つの地域にある「安全衛生技術センター」に申し込んで受けることになります。受験料は6,800円(2015年7月現在)で、地域によって異なりますが毎月1~3回は開催されている受験チャンスの多い国家資格となっています。

まとめ

衛生管理者の資格を持っていると、衛生管理者の仕事につくことができます。また、資格が必要ということもあり人材が不足している傾向にあります。もし、受験資格が得られる実務経験を積んでいればスキルアップ・レベルアップのためにもぜひ挑戦してみてください。資格があると総務や労務といった部門のリーダーやスペシャリストとして認められて、資格手当がついたり、昇進または昇給等につながったりすることもあります。また、さらにスキルを磨きたい人には「労働衛生コンサルタント」という発展的な資格があります。企業に対して、労働環境の指導を行う資格です。企業や工場の中で衛生管理者として働くこととは少し違った視点の経験ができるでしょう。

制作:工場タイムズ編集部

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