写真映えする工場の写真といえば夜景!工場が密集するコンビナートの夜景を見るツアーも組まれるほど人気があります。
工場夜景ももちろん綺麗です。しかし、綺麗なだけになりがちなのも否めません。
工場らしさを極めるなら日中の工場を訪れるに限ります。
今回は朝・昼・夕と日が昇っている時間に限って最高の写真が撮れる工場スポットを厳選!どこが“工場萌え”につながるのかも併せて紹介します。
早朝の工場を撮るならここに行こう!
はじめにご紹介するのは早朝の工場。朝日が昇り、煌々と照らされながらも静かに佇む工場は稼働中では味わえない哀愁も感じられます。
この“朝景”を撮影するにふさわしい工場は以下の2か所です。
三重県四日市・四日市ドーム前
近鉄四日市駅から少し北に行った場所にある霞ヶ浦緑地。そこから四日市コンビナートを眺められるスポットは通称「四日市ドーム前」と呼ばれています。
この場所はちょうど朝日がコンビナートに被り、朝日とコンビナートのコンビネーションがとても綺麗!コンビナート前の海面も映り込む場所なので、朝の穏やかな風景をフィルムに収めることができます。
霞ヶ浦緑地は遊歩道も整備されており、駐車場も完備。遊歩道を歩いて自分の好きな場所を探しながら撮影するのもよいでしょう。
住所:三重県四日市市大字羽津甲5169番地
駐車場:あり
アクセス:「近鉄四日市」駅よりバス17分 「競輪場前」バス停下車徒歩5分
東京・晴海ふ頭周辺
首都圏にお住まいの方で工場の朝景を撮るなら「晴海ふ頭周辺」のコンビナート群はいかがでしょうか?河口付近から望遠レンズを使って撮影すると、日によっては朝焼けと煙漂うコンビナートというエモさ溢れる写真が撮れます。
特に東京では多摩川を走る水上バスの上から撮影するのもおすすめ。陸から撮影するのとはまた一味違う写真に仕上がるはずです。
住所:東京都中央区晴海5丁目7−1 晴海客船ターミナル
駐車場:あり
アクセス:都営バス「晴海埠頭」バス停すぐ
工場らしい写真が欲しいなら昼間に撮ってみよう
朝日が昇りきり、コンビナートらしい騒がしさが感じられる昼間。配管や煙がはっきりと見え、工場らしさを存分に味わえます。
稼働中の工場の写真なら比較的誰でも撮影しやすいはず。特に映える写真が撮れるのは以下の2か所です。
神奈川県川崎市・東扇島東公園
首都高速湾岸線沿いにある「東扇島東公園」からは、東京電力川崎火力発電所と東燃ゼネラル石油が望めます。どちらも昼夜問わず稼働しているので、昼と夜で別の顔を見せてくれます。
JR川崎駅からバスに乗って東扇島東公園前バス停で降りるだけという好アクセス!工場風景撮影初心者でも通いやすく、撮影しやすいスポットです。
住所:神奈川県川崎市川崎区東扇島58−1
駐車場:あり(公園内のアサリ狩りシーズンは公共交通機関の利用をおすすめします)
アクセス:市バス「東扇島東公園」バス停すぐ
兵庫県神戸市・六甲大橋
続いては関西圏の工場映えスポットです。
神戸市にある神戸港周辺、六甲アイランドへのアクセスの要となっている「六甲大橋」。ここは東西に歩道が整備されており、どちらからもよい景色が望めます。東灘区・灘区周辺の住宅街と海岸沿いの工業地帯、両方が一気に撮影可能。街中から工場への変遷を撮影できるのも面白いところです。
ちなみに六甲大橋はダブルデッキとなっており、1階デッキからの撮影がおすすめです。
住所:兵庫県神戸市東灘区住吉浜町
駐車場:なし
アクセス:六甲ライナー「南魚崎」駅 徒歩約20分
夕焼けさえあればどんな工場も映えスポットに!
夕暮れ時はどんな場所でも素敵に映るもの。工場も同じです。
夕焼け色に染まる煙突の煙、徐々に暗闇に包まれる色の変化も楽しめます。夕景は比較的どこでも素敵な写真に仕上がりますが、特におすすめなのが以下の2か所です。
神奈川県川崎市・千鳥橋
川崎港への入り口である「千鳥橋」。工場夜景を楽しむスポットとしても有名です。工場まで距離があるものの、たくさんの工場を俯瞰できることから多くの愛好家が訪れています。
千鳥橋から進み、市営埠頭バス停近くにある「千鳥町貨物ヤード」は、貨物線路越しに夕日に染まる工場群を写真に収められるので非常におすすめ!バス停目の前から撮影するのがポイントです。
住所:神奈川県川崎市川崎区夜光2丁目
駐車場:なし
アクセス:市営バス「日本触媒前」バス停 徒歩3分
千葉県千葉市・千葉ポートタワー
千葉県千葉市にある千葉港近くにある「千葉ポートタワー」は、高台から工場の景色を楽しめるスポットです。展望室は105m地点、113m地点の2か所ありそれぞれ違う景色を撮影できます。
タワー南側は製鉄所とコンテナターミナルがあり、夕焼けの中でも煌々と照らされる工場の様子が撮影できます。
ちなみにタワー3階にはレストランがあり、ここからも景色を楽しめます。夕景撮影後だとちょうどお腹が空く時間なので、撮影が終わったら別角度の景色を楽しみながらディナーを味わうのもよいですね。
住所:千葉県千葉市中央区中央港1丁目 千葉ポートパーク内
駐車場:あり
アクセス:JR京葉線・千葉モノレール「千葉みなと」駅徒歩約12分
まとめ
工場の風景は夜景だけではありません。夜景よりも配管がはっきり見え、実際に稼働している様子も収められる日中の写真もまた写真映えすること間違いなし!
撮影そのものも夜景ほど注意深く撮影する必要もなく、三脚なしにきれいな写真が撮れるスポットも多数あります。
今回はコンビナートを中心に紹介しましたが、近所の工場でもきっと素敵な写真が撮れるはず。日中というハードルの低さを活かし、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
制作:工場タイムズ編集部