工場勤務をしていると「安全管理者」について、くわしく知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。ここでは、安全管理者の資格について紹介します。どんな職場で活躍できるのか、認定試験のポイントなども紹介するので参考にしてください。
安全管理者の資格とは?
安全管理者とは、安全管理業務を行うための資格です。資格を取得したら、安全管理者として選任され、業務を行うことができます。
ただし、安全管理者になるためには「産業安全実務経験が7年以上」「高校・中学で理科系統の学科を修めて卒業し、産業安全実務経験が4年以上」などの条件もあります。 講習や試験を受ける前に確認しておきましょう。
どんなお仕事で活躍できるの?
安全管理者の資格を取得すると、どんな仕事で活躍できるのでしょうか。安全管理者が活躍する業種や業務について紹介します。
安全管理者が活躍する業種
安全管理者が活躍するのは、製造業や建設業、電気業、林業などリスクの多い業種です。このほかにも、各種商品卸売業や旅館業、清掃業など、比較的危険な業務が少ないと思われる業種でも安全管理者の選任が必要になります。
基本的には、現場に50人以上の労働者がいる場合には、安全管理者の選任が必要です。
安全管理者が活躍する業務
安全管理者が活躍する業務は、現場や作業員の安全に関わる管理です。例えば、工場や建設業などの作業現場の巡回、作業方法の確認、器具の点検などです。このほかに、作業員への安全教育も行います。
工場では、どの従業員も安全管理者として選任される可能性があるので、安全管理者の資格を取得しておきましょう。
認定試験のポイント
安全管理者の資格取得は、労働安全コンサルタント試験に合格するか、厚生労働大臣が定める講習を修了する必要があります。講習を受ける場合には、試験はないため、比較的簡単に取得できます。
講習を受ける場合には難易度はありませんが、労働安全コンサルタント試験の合格率は約30%です。国家資格ということもあり、難易度は高いですが、公式テキストを活用して合格を目指しましょう。
安全管理者は工場で働く人にもオススメ
安全管理者は、さまざまな業種で活躍する資格です。工場で働く人にもおすすめの資格なので、ぜひ挑戦してみてください。
制作:工場タイムズ編集部