社員食堂は多くの企業で導入されており、近年注目されている福利厚生の1つです。
仕事を探しているときに、どの会社に応募するか迷ったら、社員食堂の有無や内容で決める人もいるでしょう。しかし社員食堂を活用したときに、本当にメリットはあるのか、疑問に思う人もいるはずです。
今回は、社員食堂を活用するメリットについて紹介します。
活用することのメリット
社員食堂を活用するメリットは、温かくて美味しい食事を安く食べられることです。食の福利厚生を充実することは、従業員の健康促進やモチベーションアップにつながるため、どの企業でも「美味しい食事を安く提供すること」に力を入れています。
そのため、麺類や丼もの、日替わり定食など豊富なメニューがあります。なかには、栄養バランスを考えたメニューやイベントメニューを提供する企業もあり、健康を考えながら毎日飽きずに利用できるのです。
社員食堂を活用すると、昼休憩に入ってすぐに食事ができるというメリットもあります。
ほとんどの企業の昼休憩は1時間で、短いところでは45分しかありません。コンビニに食事を買いに行ったり、外食に行ったりすると、移動時間がかかり、ゆっくり休憩できる時間は少なくなってしまいます。社員食堂があれば、移動時間を省けるため、休憩時間を有意義に使えるのです。
また、家事と仕事を両立しながら働いている人にとっては、買う手間だけではなく、お弁当を作る手間も省けます。
こんな意見も…
従業員にとって、さまざまなメリットがある社員食堂ですが、不満の声もあるようです。
たとえば、メニューのマンネリ化や栄養バランスの偏りです。従業員が飽きないように、メニューの多様化はしていますが、毎日社員食堂を利用している人にとっては、マンネリ化してしまいます。
また、基本的には栄養バランスを考えて作られていますが、油ものが多い、野菜が少ない食事もあるため、このような食事ばかりを食べていると、栄養が偏ってしまいます。
メニューに関する不満以外には、夜勤のときに利用できないことです。社員食堂や売店の営業時間は、日中のみの企業が多いため、夜勤の時間は閉店しています。
つまり、日勤の人は社員食堂を利用できるけど、夜勤の人は利用できないことになります。夜勤が多い人にとっては魅力的な複利厚生を利用できないため、不満な声があるのも納得できるのではないでしょうか。
制作:工場タイムズ編集部