仕事を探す際には、給料や勤務時間などのほかに、福利厚生が気になる人も多いでしょう。
実際に、福利厚生が充実している会社は、応募率・定着率が高く、離職率は低い傾向にあります。
さまざまな福利厚生がありますが、従業員や求職者から特に人気があるのは、社員食堂です。
近年では、社員食堂を導入する企業も増えています。今回は、なぜ社員食堂が注目されているかについて紹介します。
社員食堂が注目されているワケ
いま福利厚生の中でも、社員食堂が注目されているワケは、衣食住に関するものだからです。
「あったらいいな」と思う福利厚生は何かというアンケートでは、「住宅手当・家賃補助」の次に「食堂・昼食補助」が選ばれています。
そして「あってよかった」と思う福利厚生では、「食堂・昼食補助」がトップなのです。
食事は生活には必要不可欠なものです。1日3食のうち、1食でも節約できると助かりますよね。
また、休憩時間はどの企業も1時間ほどの限られた時間しかないため、会社の外に食べに行く時間の節約にもなるのです。働く側にとっては、社員食堂があることで時間が節約できるうえに、生活から切り離せない出費(食費)も抑えられるのは、大きな魅力といえるでしょう。
企業側が福利厚生に社員食堂を導入するメリット
企業側としては、栄養バランスのとれた食事をとってもらうことで、社員の健康状態を維持・改善しやすくなります。そして、社員が昼食を食べに行く時間を節約できることで、疲労を和らげることもできます。その結果、生産性の向上につながるというメリットがあるのです。
また、社員食堂はすべての従業員が利用できるため、部署や役職が異なる人とのコミュニケーションをとる機会ができ、会社全体が活性化することにつながります。
このように、福利厚生に社員食堂を導入するのは、企業側にとっても多くのメリットがあります。そのため、従業員が社員食堂の食事に飽きないように、豊富なメニューを提供したり、毎日メニューを変えたりなど、社員食堂に力を入れている企業もあります。
制作:工場タイムズ編集部