家具やバッグなど自分で何かをつくってみたいと思ったことはありませんか。世界に一つだけのオリジナル作品は、作り手の思いがこもっていて愛着がわきます。
ここでは、最近のDIYブームを受けて行われているモノづくり体験を紹介します。
モノづくりの良さとは?
モノづくりにはいろいろな魅力があります。
一つは、自分でつくれば好きなデザインのモノが手に入るということ。こだわりのデザインテイストを思いのままに表現できます。もし買ったものに飽きてしまっても、モノづくりの技術があれば、ほかのモノに作り替えることが可能です。好きなモノを好きなようにつくることができるのは、モノづくりならではと言えるでしょう。
また、既製品を買うより安上がりです。子どもの頃、学校で使う小物などをお母さんに手作りでつくってもらった人もいるのではないでしょうか。安い生地を買って自作をすれば、市販のバッグや巾着を買うより手頃な値段で仕上がる場合がほとんどです。家計に優しく、好きなキャラクターの生地を使ってお気に入りのアイテムをつくることができます。また、自宅の棚や壁の改装に自分で挑戦する人が増えています。部屋の雰囲気を少し変えたいだけでも、業者に頼めば準備の時間やお金がかかります。もし自分でモノづくりができる人なら、時間とお金が節約できるでしょう。
モノづくり体験でできること
モノづくりを体験すると、普段忘れてしまいがちなモノの大切さを知れます。実際にモノづくりをしてみることで、どのようにつくられていて、どのくらいの時間がかかっているのかを知ることができます。このような作り手の手間を知ると、自然とモノを大切にしようという気持ちになれるでしょう。少し壊れたぐらいなら、捨てるのではなく自分で修理して再利用しようという思いがでてくるかもしれません。
また、自分の好きなものや興味があるものをつくることによって、お気に入りのモノができます。自分でつくったモノなら、愛着が生まれよりこだわりのある一点ものになります。
モノづくりにふれてみたいと思ったら
「手作りの良さは分かっているけど、一人ではじめるには難しそう」という人にはモノづくり体験の施設やコミュニティに行ってみることをオススメします。ここでは、先生の助言を受けつつ、モノづくりの世界を体験することができます。参加すれば、気軽にモノづくりをはじめることができるでしょう。
Webサイト、書籍、コミュニティなどから情報収集をしてみてください。また地域情報紙にモノづくり体験の募集が載っていることもあります。地域やメーカー企業が主催するイベントには、子どもを対象にしたものから大人が中心のものまでいろいろな情報が掲載されています。バッグやおもちゃづくりを体験できる企画などいろいろな趣旨のイベントがあります。こういったコミュミニティイベントに参加すると、参加者同士の交流が楽しめるのがメリットでしょう。家族や友人と出かけても楽しめる内容です。
ほかにも、日本にはモノづくり体験ができる施設がたくさんあります。そのなかでも、伝統技術を体験できるモノづくり施設がオススメです。例えば、電動ろくろを使った陶芸体験やガラス細工のアクセサリーづくりもあります。地域ごとの伝統技術によって、体験の選択肢はたくさんあります。ほかの地域に行った際は、特産品を手作りできる場所がないか調べてみるといいでしょう。旅先でつくったオリジナルアイテムは、形に残る思い出にもなります。旅行先で体験したモノづくりを機に、ハンドメイドを趣味の一つにするきっかけになるでしょう。
もちろん、作り方を調べて自分なりに挑戦してみるのも良いでしょう。まずはつくるモノを決めるのが第一歩。つくりたいモノが決まれば、ハンドメイド関連のWebサイトや書籍を利用して大まかな手順を調べてみましょう。必要なものが分かったら、道具や材料を量販店などで調達して実際の制作にチャレンジしてみましょう。
「とくにつくりたいモノがない」「材料や道具を揃えるのが大変」という人は、手作りキットを使うのも一つの方法です。必用なものがセットになって売られているため、誰でも気軽に手作りの体験ができます。慣れてきたら、キットを使ってできたモノに自分なりのアレンジを加えましょう。試行錯誤しながら理想の形に仕上げる達成感は、手作りならではの醍醐味です。
プレゼントをつくることも
いろいろなきっかけで、手作りの楽しさに目覚める人がいます。最初は上手にできなくても、数をこなすうちに上達するものです。慣れてきたら、親しい人への贈り物をつくるのはいかがでしょうか。思いがこもった手作りの品は、どんなプレゼントより嬉しいです。気負いせずに手軽なものを選べば、気楽に挑戦できるでしょう。
制作:工場タイムズ編集部