どこか懐かしい雰囲気がエモいと人気の「Y2Kファッション」。
ご存知の方も多いと思いますが、Y2Kとは「Year 2000」を略したもの。2000年頃に流行ったファッションに令和の要素が加わったスタイルです。
2000年といえば、1999年末に「ノストラダムスの大予言」が騒がれるなど、世間がどこかソワソワしていた時代の転換期。
ファッションは「渋谷のギャル」「原宿系ファッション」など自分の個性を全面に出したスタイルがブームとなっていました。
現在30代後半〜40代の親御さん、年が離れたご兄弟などがいる方はおうちのクローゼットの奥深くにY2Kアイテムが眠っているかも。
この記事では、Y2Kファッションに欠かせないアイテムを多数ご紹介しますので、ぜひゴソゴソと掘り出し物を探してコーデに取り入れてみましょう。
令和コーデとして蘇った懐かしいアイテムに、ご両親もびっくりするかもしれませんよ!
平成ファッションの代名詞? 厚底ブーツ
2000年前後のファッションで欠かせないのが、「厚底ブーツ」。
90年代後半〜2000年当時は靴屋に厚底ブーツがずらりと並び、ギャル系女子・原宿系ファッションの男女はもちろん、街を歩く若い女性はかなりの確率で厚底ブーツを履いていました。
もちろん、令和Y2Kファッションでも厚底ブーツは人気。家のクローゼットにお母さんやお姉ちゃん、V系好きなお父さんの昔の厚底が眠ってないか探して、コーデに取り入れてみましょう!
平成の「アムラー」ファッションに厚底ブーツは必須
当時かなりトレンドになった、安室奈美恵さんのファッションを真似る「アムラー」のファッションは「厚底ひざ丈ロングブーツ」が必須でした。
ブーツは前ソールも厚底ですが、ヒール部分は10㎝以上の厚底でミニスカートに合わせるとスタイルがかなり盛れます。
「アムラーって何?」という方は、安室さんの過去MVをチェックするか、お母さんの昔のプリクラを見てみるとイメージが掴めるかも。
厚底靴でインナーマッスル強化?
厚底靴は歩くと横にカクっとよろけることがあり、これが結構こわいんです。
安全に歩くにはバランス感覚が大切。厚底愛好家の若者は何気にインナーマッスルが鍛えられていたのかもしれません。
「そんな履きずらそうなブーツ、一部の人しか履いてないんでしょ?」とお思いの方。当時「学校へ行こう」というバラエティ番組で、ギャルの厚底ブーツの底を切る企画があるくらいにトレンドだったんです。今考えるとすごい内容ですけど…。
令和に履きたい厚底靴
令和の今でも、人気ブランド「EGOIST」から当時アムラーが履いていたような厚底ニットブーツがリバイバル販売されています。
これならお母さんのお古のブーツがボロボロになっていて使えなくても安心ですね。
ミニスカートとコーデして街を歩けば、当時を知る大人世代から二度見されて「懐かしいし可愛い! 」とお声がかかるかも?「アムラーなんです!」と答えれば「令和にアムラー?」と驚かれること間違いなし。
「ミニスカ履かないし…」という方は、編み上げの厚底ショートブーツや、厚底ラバーソールなど気軽にY2Kファッションになれるアイテムを取り入れるのもおすすめ。
個性派さんや男性であれば、人気ブランド「ヨースケ」をチェック!
厚底ブーツ以外に、スニーカーやシューズ・サンダルなど厚底靴のラインナップが多く、いろんなファッションに合わせやすいですよ。
ヨースケや「ドクターマーチン」は、90s気分のロックTなどを合わせた「ネオグランジスタイル」にも取り入れやすいのでおすすめです。
当時は制服に合わせるのが主流・令和のルーズソックスは?
もうひとつ、Y2Kファッションに欠かせないアイテムが「ルーズソックス」。
30代後半~40代半ばの大人世代に聞いてみると「懐かしい!」という言葉が返ってくるはず。
2000年頃の女子中高生はほとんどルーズソックスを履いていた?
90年代後半〜2000年頃に女子中高生の間で流行ったルーズソックスですが、当時は制服に合わせるのが一般的で、好みによってルーズソックス派とハイソックス派に分かれていました。
ルーズソックスも、気軽に楽しめる一般的な「白ルーズ」からボリュームがすごい「スーパールーズ」、個性派に人気の「黒ルーズ」などの種類があり自分に合ったルーズソックスを選んで楽しんでいた印象です。
スーパールーズなボリュームこそギャルの証。競うように太くたるませたリブソックスは、まるで「ソフトクリーム」のようなシルエットでとにかく足元が盛れてました。
強者はルーズソックスの裾で床を引きずって歩いていたので、その子が歩いた所は自然に掃除されて綺麗になっていたのかもしれません。
当時の世代には馴染み深いルーズソックスですが、リバイバルブームが来ている令和のルーズソックス事情はどうなっているのでしょうか?
令和のルーズソックスは私服に合わせてラフに
制服に合わせるのがお決まりだった平成ルーズとは違い、最近のルーズソックスは制服だけでなく私服とさりげなくコーデするのがポイント。
短かめ丈のルーズソックスに厚底ローファーやシューズを合わせたり、サンダルと合わせて楽しむ気軽さが令和コーデの特徴といえます。
クローゼットの中から出てきたお母さんのルーズソックスを合わせて2000年風コーデを楽しんでも良いし、新しいものを購入してカラバリを楽しむこともできそうですね!
Y2Kファッションとこれから
平成のリバイバルといっても、令和の価値観で楽しむZ世代のY2Kファッション。
雑誌やリアルのみが情報源だった平成とは違い、「SNS共有」を主軸に、平成の価値観に国内外様々な価値観をミックスしてどんどん進化していきそうですね。
近年「ジェンダーレス」なユニセックスファッションも人気ですが、2000年頃もスカートを履きこなす男子・ボーイッシュファッションの女子がいて、雑誌の読者モデルなどで活躍していました。
さらに気軽にジェンダーレスファッションを楽しめるようになった今、「性別」「国籍」「ブランド」「何系」というジャンルにとらわれない自分ミックスのファッションを楽しむ流れがきているのかもしれません。
ちょっと変わった楽しみ方として、Y2Kリアル世代の大人とZ世代で「平成コーデ」「令和コーデ」を組み合ってみるのも面白いかも?
組んだコーデをSNSで共有すれば、インフルエンサーの目に止まって話題になるなんてこともあるかもしれませんよ!
まとめ
今回は、「Y2Kファッションといえばコレ」なアイテムをご紹介しました!
2000年当時と令和の今では楽しみ方や価値観が変わってきていますが、20年の時を超えて当時と近いファッションがブームになっているのはエモいですよね。
SNSでも大人世代から「あれ、今って令和だよね? 」と話題になっているY2Kファッション。この機会に、家に眠っているレトロアイテムと令和のアイテムをミックスコーデして楽しんでみましょう!
友達にY2Kコーデを褒められたら、ドヤ顔で2000年頃のウンチクを語るのを忘れないようにしてくださいね。