ピアノの弾き語りやサックスを吹きこなしてるのを見ると、「カッコいいなぁ」って思いませんか? 自分でもやってみたくなりますよね。しかし、「近所迷惑になるし、楽器って高いし、そもそもやったことないし…。」と考える人も多いはず。
そんな人には、電子楽器がおすすめです! ヘッドホンを繋げれば周りに音が聞こえないので、近所迷惑の心配がないんです。しかも、手軽に買える値段のものや、簡単にマスターできるものも多くあります。
というわけで今回は、手軽に始められる電子楽器4選をご紹介します! 雨が続く時期の趣味としてもおすすめですよ。
楽譜を読めればすぐに使える「エレフエ」
最初にご紹介するのは、TAHORNGの電子リコーダー「エレフエ」。電子とはいえリコーダーなので、当然リコーダーと同じ指使いで吹くことができるんです。大きさもほぼ同じなので、小学生の頃の記憶を思い出せばすぐに演奏できます!
リコーダーには、ジャーマン式とバロック式というのがありますが、エレフエはどちらの指使いにも対応可能です。エレフエ独自の指使いで演奏できるシンプルモードもあって、どのオクターブでも指使いが同じなので、初心者におすすめです。
一般的なリコーダーについている穴は、エレフエではタッチセンサーになっているからありません。また、ウォッシャブルマウスピースも付属しているから、お手入れも簡単ですよ!
電子リコーダーならでは! 音色も変えられる
エレフエには、電子楽器ならではの機能がたくさんあります。例えば、音量の10段階調整や、ヘッドホンを繋げて演奏することができます。「近所や家族に迷惑をかけるかも…」と気になっていた人も思う存分演奏できます!
ほかにも、ワイヤレスMIDI機能がついていて、スマホやパソコンと接続して演奏可能。さらに、ボタン1つで音程を切り替えることまで。いろんな使い方ができて楽しそう!
とはいっても、「リコーダーでしょ…? 飽きそう…。」と思っている人もいるはず。エレフエは、10種類の音色が内蔵されているから、万が一リコーダーの音色に飽きても大丈夫! 内蔵されている音色は、ソプラノリコーダーのほか、クラリネットと2種類のフルート、3種類のサックス、トランペット、ひょうたん笛、スオナ・チャルメラの音色が楽しめます。最後の2つの音色が気になりますね…。
ちなみに、カラーはブラック、レッド、ホワイト、ブルーの4色展開。好きな色のエレフエで演奏すると、さらに楽しめること間違いなし!
いつでもどこでもドラマーになれる「電子ドラム」
ドラム初心者や練習用におすすめなのが「電子ドラム」です。シリコン製で薄くて軽いし、USB充電もできるから、どこでもドラム演奏ができちゃうんです。
しかも、この電子ドラムのサイズは、48cm×31.7cm×4.5cmなので、A3サイズくらいのスペースがあれば使えます。普通のドラムは3畳~5畳くらいのスペースが必要なのに、このコンパクトさはとても魅力です。もちろん、ヘッドホンやイヤホンの接続も可能。
「ドラムやりたいけど場所がない!」「近所迷惑になるからできない…。」「ドラム叩いてストレス発散したい! 」という人におすすめです!
格安なのに本格的!
この電子ドラムは1万円以下で購入できるのですが、格安なわりに結構本格的。5万円以上もする電子ドラムと比べれば、劣る部分はあります。コンパクトな分、腕の動かす範囲も狭いです。
ただ、基本のドラムセットと同じように、ハイハット、ライド、ハイ・タム、ロー・タム、フロアタム、スネア、ベース、クラッシュの音を出せるから、リズム感の強化やドラムの勉強をするには、充分なクオリティなんです。
その上、スピーカーには、12のデモ曲と9つの伴奏・リズムが内蔵されていて、すぐにドラマー気分で演奏できます。録音・再生機能を使うと、自分で叩いたドラムの音を聞けるので、練習にピッタリ!
MDMI機能があるので、スマホアプリなどのドラムゲームをこの電子ドラムで遊ぶこともできますよ。
コンパクトに収納できる「ロールアップピアノ」
Carina(カリーナ)の「ロールアップピアノ」は、子どもの頃にピアノを習いたかったけど習えなかった人、大人になってピアノを始めたい人などの願いを叶えてくれる電子楽器です。
鍵盤の数が49と61、88の3タイプあって、初心者なら5オクターブ分の音を出せる49鍵盤でも充分です。鍵盤部分はシリコン製なので、使わない時には、クルクル巻いて収納できるし、約530gとかなり軽量! もちろん、弾く時にはちゃんと押した感じもあります。
家庭用のピアノって、それなりに場所をとりますよね。ワンルームなら寝る場所がなくなることも。でも、このロールアップピアノなら場所をとることなくピアノを弾けるんです。充電タイプなので、コンセントの場所に左右されないのも魅力的!
多彩すぎる機能!
Carinaのロールアップピアノの49鍵盤には、ピアノのほかに管楽器などの47の音色が内蔵されている上に、ジャズやポップスなどの128種類のリズムパターンも収録。和音演奏にも対応しているし、ビブラート機能まで!
さらに、電子楽器ならではの録音・再生機能もついていて、操作ボタンもわかりやすい。機械が苦手という人でも安心して使えます。
スピーカー内蔵でマイク端子もついているので、好きな曲を弾く練習はもちろん、弾き語りやオリジナルソング作りもできそうですね。
でも「ピアノを始めたいけど、鍵盤を触ったことがない…。」「ドレミの場所がわからない…。」という人もいるでしょう。安心してください! 日本語の鍵盤シールもついてますよ!
インテリアとしても最適な、かわいい電子楽器「オタマトーン」
最後にご紹介するのは「オタマトーン」です。明和電機という芸術ユニットが開発した電子楽器で、2009年から株式会社キューブが製造・販売をしています。
オタマトーンの特徴は、なんといっても、見た目のかわいらしさ。オタマジャクシというか音符というか…とにかくかわいい!
カラーも豊富で、ノーマルバージョンの顔もかわいいのですが、くまモンやカービィ、招き猫、歌舞伎バージョンのオタマトーンもあるんです。「どれを買うか迷う…。」というほど種類が多くて、いっそのことコンプリートして飾っておきたくなるかも。
充電タイプではなく、単四の乾電池で動くタイプなので、乾電池を常備しておくと安心です。
慣れると楽しい! 独自の演奏方法
オタマトーンは、一般的な楽器を電子化したものとは違うので、演奏方法も独特。演奏法には、シッポスイッチ(棒の部分)を押す「プッシュ奏法」、シッポスイッチ部分をスライドさせる「ポルタメント奏法」、口をパクパクさせて音色を変える「ワウ奏法」、シッポスイッチを押しながら揺らす「ビブラート奏法」の4種類があります。
ピアノのように鍵盤はないし、ギターのようにフレットも弦もないので、正確な音を出すのは、最初はちょっと難しいかもしれません。でも、オタマトーンやオタマトーンneoシリーズには、練習シートがついているし、音の場所さえ覚えれば簡単に演奏できるようになります。
肝心な音色なのですが、1つの音だけ出すと電子音、曲を演奏すると女性が「あ~あ~」と歌っているような音色になります。…という表現しか思い浮かばないほど、音色も独特です。
まとめ
手軽に始められる電子楽器をご紹介しましたが、いかがでしたか? やっぱり電子楽器というだけあって、どれも機能的で簡単に使いこなせそうですね。
夏は様々な大型音楽フェスが開催され、音楽がより一層楽しめる季節です。この機会に、電子楽器で音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか?