みなさんは休日をアクティブに過ごしたいとき、何をしていますか? ショッピングや食事をしたり、ドライブしたり、遊園地やテーマパークで一日中遊んだり…考えてみれば、意外とお出かけ先のバリエーションって限られていませんか?
そんな方におすすめしたいのが「工場見学」です。今回ご紹介する工場見学はすべて無料! さらに、応募者が殺到している人気の工場見学スポットを集めてみました。
あなたも魅惑の工場見学に参加してみませんか?
年に一度の大人気イベント!カモ井加工紙「mt factory tour」
最初にご紹介するのは「マステ(マスキングテープ)」の工場見学です。
もともとは塗装などの際に使われる養生用テープだったマステ。そのマステが「おしゃれ文房具」として認知されるきっかけになったのが、カモ井加工紙のブランド「mt(エムティー)」です。カラフルでバリエーションが豊富なmtのマステは、今や文房具好きにはお馴染みのアイテムになっていますよね。
そんなmtの工場見学が楽しめるのが「mt factory tour」。ツアーは年に一度、期間限定で開催されるイベントスタイルとなっています。しかしこのツアー、毎年参加者が抽選になるほどの超人気イベントなのです!
そんなファクトリーツアーの一部をちょこっと紹介しますね。
工場見学も縁日も!? まさにマステ尽くしなイベント
ファクトリーツアーでは、mtの製造工程を見学できるだけでなく、マステを使ったアート作品の展示など、さまざまな催し物が用意されています。まさに、mtの世界にどっぷり浸かることができるイベントなんです。
お祭り気分が楽しめる縁日スペースでは、限定商品をゲットできる「ひもくじ」やマステの「つかみ取り」なども楽しめます。特にmtのつかみ取りは、子どもから大人まで大人気のゲームなんだとか。たしかに可愛いマステを前にしたら、大人も白熱せずにはいられないかも。
文房具好きのパラダイス? 商品数に圧倒!
「mt shop」では、mtの豊富なラインナップがずらりと並んでいてまさに圧巻! 恐らく大型の文房具店でも、これだけの数のマステをそろえているお店は少ないでしょう。今まで見たことがない色や柄のマステを見てしまうと、コレクター心がくすぐられますよね。
そしてツアーでぜひチャレンジしたいのが「mtカラーセレクション」! テンプレートにある好きな色と柄を組み合わせて、オリジナルのマステを作ることができるそうです。このファクトリーツアーの思い出に、特別なマステを作ってみてはいかがでしょうか。
参加費 | 無料 |
参加方法 | インターネットにて申し込み後、応募者多数の場合は抽選 |
開催日 | 2023年度 開催期間:2023年9月7日~20日のうち希望日 ※年に一度不定期開催 |
住所 | 送迎バス乗り場:カモ井パーキング 岡山県倉敷市阿知1丁目15-27 会場(本社・工場):岡山県倉敷市片島町236 |
アクセス | JR倉敷駅南口徒歩1分(送迎バス乗り場) |
詳細ページ | mt factory tour |
大迫力! 機体工場見学「ANA Blue Hangar Tour」
続いてご紹介するのは、「ANA Blue Hangar Tour(アナ ブルー ハンガー ツアー)」。ツアーの目玉は、飛行機の格納庫で実物の飛行機の整備風景を間近に見られること。コロナ前は年間約7万人が訪れた記録を持つ大人気のツアーです。
ANA Blue Hangar Tourの「Hangar(ハンガー)」とは英語で「格納庫」の意味。航空機を天候不順などから守り、整備などを行う施設です。羽田空港にあるANAの2つの格納庫には、中・大型機8機と小型機2機、合わせて10機もの飛行機をドックインすることができるんだそう! ものすごい広さと迫力が想像できますね。
まさに航空ファン、乗り物ファンにはたまらないツアーではないでしょうか? ここからは、そんなツアーの流れをご紹介します。
いつもとは違う角度から飛行機の迫力を体感!
格納庫の見学の前に、まずはANAグループの整備部門について約30分間のレクチャーがあります。整備場とはどんなところなのか理解することで、格納庫の見学もより楽しめますよ!
その後、いよいよ格納庫見学へ出発! ガイドさんから説明を受けながら、約60分かけて飛行機の整備風景を間近で見学します。幅230m×奥行100m×高さ42mの巨大な格納庫の大きさをいざ体感してみると、思わず鳥肌が…! 普段は絶対に見ることができない、レアすぎる景色が広がっています。
続いて1階フロアでは、実物の飛行機と、整備士が働く姿を見学します。エンジンの大きさや翼の役割などを目の前で説明してもらうことで、見えない部分もリアルにイメージできますよね。
また整備場の目の前には、本物の飛行機が通る滑走路があります。離着陸をここまで間近で見る機会は中々ないはず。ぜひ飛行機の迫力を肌で感じてみてくださいね!
参加費 | 無料 |
参加方法 | 要予約 公式HPにて見学希望日1か月前の同日9:30~申し込み可能 |
開催日 | 火~土曜日 休館日:日曜日・月曜日・祝日・年末年始(月曜日が祝日の場合は、翌平日も休館) |
住所 | 東京都大田区羽田空港3-5-5 |
アクセス | 京浜急行バス 西新整備場バス停より 徒歩約4分 または 東京モノレール 新整備場駅より 徒歩約15分 |
詳細ページ | ANA Blue Hangar Tour |
美酒の秘密が明らかに!? 「KIRISHIMA WALK FACTORY」
最後にご紹介するのは、焼酎メーカーの工場見学「KIRISHIMA WALK FACTORY(キリシマ ウォーク ファクトリー)」です。
「黒霧島」で有名な霧島酒造株式会社は、宮崎県都城市に本社を置く酒造メーカー。工場見学が行われている「KIRISHIMA WALK FACTORY」は、2018年に完成した施設です。敷地内にはベーカリーやショップ、ミュージアムなど様々な施設があり、お出かけスポットとしても一日中楽しめそうですよね!
工場見学では、売上高全国トップを誇る霧島酒造の焼酎の秘密が明らかになる…かもしれません! 気になる工場見学ツアーの内容をご紹介しますね。
焼酎造りを「五感」で学ぶ!
KIRISHIMA WALK FACTORYは、焼酎造りを「見る」「聴く」「香る」「味わう」「触れる」という、五感で学ぶのがコンセプト。
まずは「見る」。受付を済ませると、霧島連山や南九州の大地をモチーフにした壮大なアートが目に飛び込んできます。美しい自然が生み出した焼酎の歴史につい思いを馳せてしまいますね。
工場の見学通路では、原料となるさつま芋の選別から蒸留の様子まで、本格芋焼酎「黒霧島」や「白霧島」の製造工程を学ぶことができます。見学にはガイドの方が付き、工程を丁寧に説明してくれるのが嬉しい! お話を「聴き」ながら、焼酎について学べます。
途中には実際に触れることのできる立体展示もあります。ぜひ手で「触って」理解を深めましょう!
お待ちかねの試食と試飲も!
製造工程を学んだあとは、「香」って「味わう」ことで、さらに焼酎への理解を深めていきましょう!
工場見学の最後には、焼酎の試飲が用意されています。「黒霧島」「白霧島」などの焼酎5種類のうち、いずれかの焼酎を試飲できるんだとか。飲む前に、ぜひブレンダーになった気分で焼酎の香りを感じてみてください。
また、霧島酒造の焼酎の原料となるさつま芋「黄金千貫(こがねせんがん)」と「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」をカウンターで試食・試飲することもできます。原材料のピュアな美味しさと、焼酎の奥深さ、どちらも味わえるなんて贅沢すぎる…! 五感で学べる焼酎工場見学、ぜひ足を運んでみてくださいね。
参加費 | 無料 |
参加方法 | 要予約(※先着順) |
開催日 | 毎日 ※臨時休業する場合もございます。 |
住所 | 焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン:宮崎県都城市志比田町5480番地 |
アクセス | 都城ICより 車で約15分 または 末吉財部ICより 車で約30分 |
詳細ページ | KIRISHIMA WALK FACTORY |
まとめ
最近の工場見学は、商品の製造工程や技術について学ぶだけではありません。商品の試食・試飲や、ゲーム方式で学べる体験コーナーなど、各社が趣向を凝らした楽しい体験ができるスポットがどんどん増えているんですよ。
いつもと違う休日の過ごし方を探している方は、ぜひ工場見学へ足を運んでみてはいかがでしょうか?