二刀流といえば、投げてもよし、打ってもよしの大谷翔平選手。二刀流でWBCを優勝する姿は、まさにヒーローそのものでしたよね。いや〜、本当にスゴイ!
でも、二刀流で大活躍なのは大谷選手だけではないんですよ。実は、家電界でも二刀流が流行しているらしいです。家電×家電の二刀流はもちろん、家電×家具の二刀流も。一体どんな家電なのでしょうか?
というわけで今回は、おすすめの二刀流家電特集をご紹介します!
意外性MAX! おもしろい二刀流家電5選
「二刀流家電」というと、珍しいといえば珍しいのですが、よく考えれば昔からあるんですよね。たとえば、加湿空気清浄機や冷蔵庫。2つの機能があるから、ある意味二刀流…? あと、家電ではないけど、保温も保冷もできる水筒も、二刀流といえますね。
ただ、今回ご紹介するのは「えっ、アレとコレを組み合わせちゃったの!? 」とビックリするような二刀流家電なんです。実現させた技術はもちろん「発想がスゴイ! 」と思えるような二刀流家電を5つ集めたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
体重計×珪藻土マット「スマートバスマット」
最初にご紹介するのは、issin株式会社の「スマートバスマット」です。これは、体重計と珪藻土マットの二刀流。ほとんどの人が使っているバスマットに体重計を備えることで、お風呂に入るたびに自然と体重管理ができる商品です。
毎日、体重を測って記録しようと思っても、体重計に乗るのを忘れて続かないことがありますよね。ダイエットが長続きしないのも、これが理由という人もいるはず。私もその1人です。
でも、このバスマットなら乗るたびにスマホアプリに体重が記録されるから、入力する手間もなく体重の増減を確認できるんです。しかも「ダイエットモード」「健康維持モード」「ペットモード」など複数のモードを搭載。最大8人分のデータを登録でき、それぞれの悩みや願望に合わせて利用できます。
もちろん、家族や恋人に体重を知られたくない人は、グラフのみシェアして体重は非表示にすることも可能。バスマットに乗った時に、バスマット自体に体重も表示されないから、体重を見るストレスもなくなりそうですね。
ちなみに、マットは珪藻土入りのソフトマットなので、速乾性や消臭などの珪藻土の良さを活かしつつ、ヒビ割れや冬の冷たさを感じる心配がないマットになっています。洗濯機での丸洗いができるのも魅力です。
電気ケトル×調理器「ククポ」
dretec(ドリテック)の「ククポ」は、電気ケトルと調理器の二刀流家電。これ1つで、お湯を沸かせるし、スープや煮込み料理なども作れてしまうんです。
気になる使い方ですが、お湯を沸かす時は、一般的な電気ケトルと同じように水を入れて沸騰ボタンを押すだけ。調理をする場合は、材料を入れて作りたい料理に合わせて温度設定・沸騰ボタンを押すだけ。どちらの場合も使い方はとてもシンプルですね。
温度設定は45℃~95℃、保温タイマーは1分単位で180分まで設定できるから、低温でサラダチキンを作ったり、高温で即席めんを作ったりするのもおすすめ。茶こしもついているので、ククポでお茶を入れることもできます! これ、二刀流どころじゃないかもしれないですね。
とはいえ「調理をしたらニオイが残るのでは? 」と心配になりますよね。大丈夫です! ククポの内側は、ニオイ移りの少ないガラス&ステンレス製で中性洗剤で洗えるから、お湯を沸かした時に気になるほどのニオイは残りません。
気になる場合は、定期的にクエン酸洗浄すればさらに安心です。
ドライヤー×リフト美顔器「リフトドライヤー」
次にご紹介するのは、Ya-man(ヤーマン)の「リフトドライヤー」。美容機器や化粧品で有名なYa-manが満を持して発売した、ドライヤー×リフト美顔器の二刀流家電です。フェイスケア用のモード搭載ドライヤーとしては、史上初の商品です。
「この組み合わせで行こう! 」という発想もスゴイんですが、機能もしっかりスゴイんです! ドライヤーとして使うHAIRモードは、小型ブラシレスDCモーターを採用し、約60℃の低温で風量を強くすることで髪を乾かします。風の力で乾かすから、熱による髪のダメージも軽減できるとか。
そして、23本の突起がついたリフトヘッドをドライヤーに装着すれば、頭皮ケアができるSCALPモードや、表情筋のリフトケアができるFACEモードを利用できます。
SCALPモードでは、約50℃で頭筋を温めつつ、リフトヘッドの突起から音波振動を伝えます。そうすることで、頭皮を柔らかくする効果を期待できます。FACEモードで肌を持ち上げるように使うと、毎分約6000回の音波振動と心地よい温かさの熱で、リフトアップ効果を高められるんです。
美顔器って場所をとるし、準備や片付けが面倒になって使わなくなることもあるんですよね。このリフトドライヤーなら、髪を乾かすついでに使えるから便利ですよ。
空気清浄機×ヘッドホン「Dyson Zone」
掃除機や羽のない扇風機で有名なDyson(ダイソン)から、2023年5月にDyson初となるヘッドホン「Dyson Zone」が登場。しかも、空気清浄機もついた二刀流家電なんです。初めてのカテゴリーで二刀流にするなんて、さすがDyson!
このDyson Zoneの最大の特徴は、やっぱり空気清浄機能がついた電動マスク。ヘッドホン側のイヤーカップに二重のフィルターを搭載していて、そこから空気を取り込んで、口元にキレイな空気を届けるという仕組みです。
フィルターの性能は一般的な空気清浄機並みで、0.1マイクロメートルの粒子を99%補足するとか。二酸化窒素や二酸化硫黄などの汚染物質の除去もでき、専用のスマホアプリで空気の状態も確認できます。
このように空気清浄機能は良さそうですが、ヘッドホンの性能も気になりますよね。ヘッドホンはノイズキャンセリング機能付きで、アプリを使うと、バランス重視の「ニュートラル」、高音域重視の「エンハンスド」、低音域重視の「ベースブースト」の3つの音質設定が可能。
「どのモードにしても満足できる音質!」という声が多く、ノイズキャンセリングもしっかり機能してくれるようです。空気清浄機をオンにした状態だとモーターが駆動する分、少しだけノイズはするみたいですが。
装着した時のSFチックなところも、カッコイイし気分が上がると思いますよ!
テーブル×冷蔵庫「SMART TABLE」
最後にご紹介するのは、LOOSERの「SMART TABLE」です。テーブルと冷蔵庫が一体になった二刀流家電なんですが、スピーカー機能やワイヤレス充電機能もついているんです。厳密にいえば、四刀流…?
一見すると、ただのおしゃれなテーブル。でも、手前側にある2つの引き出しを開けると、STB135モデルなら合計容量が135Lの冷蔵庫が現れます。そして、左側は3℃〜8℃、右側は6℃〜12℃の温度調整もできます。1人暮らしなら十分な容量と機能ですね。冷凍機能がないことだけがちょっと不便ですが…。
スピーカーはデュアルスピーカーだから迫力のある音を楽しめるし、音楽に合わせてテーブルのLEDライトが光る演出も! その上、USB Type-Aポートや電源コンセントもついているから「これ、本当にテーブル? 」って感じですね。
ちなみにコンセント部分はカバーで隠せるし、冷蔵庫の電源用コンセントやスイッチはテーブルの下にあるから「コードが鬱陶しい…」と思う心配もありません。
ソファーに座ったままいろんなことができるから、1度体験したら普通のテーブルには戻れませんね。
まとめ
便利で意外性のある二刀流家電を5つご紹介しましたが、いかがでしたか? 当たり前のことではあるんですが、2つのものを組み合わせるだけではなくて、性能もいいというのが素晴らしいですよね。
二刀流ブームはまだまだ続くと思うので、これから誕生する家電界の二刀流たちにも要チェックですね!