「社員食堂」と聞くと、定食のようなものを列に並んで取りに行くというイメージがありますよね。しかし、 近年ではさまざまな提供スタイルがあり、会社によって形式が異なります。今回は、社員食堂の提供スタイルについてくわしく紹介します。
提供の仕方は会社によって様々
社員食堂での食事の提供の仕方は、会社によって異なります。主に、定食方式とカフェテリア方式、弁当方式の3タイプに分かれます。それぞれ、どんな特徴があるのでしょうか。
定食方式
定食方式は、すべての利用者に日替わりで単一のメニューを提供するスタイルです。日替わりメニュー1種類に麺類や丼物などの一品料理を複数種類提供している会社もあります。レストランや定食屋のように、複数の定食メニューから選べるシステムの社員食堂もあるようです。
カフェテリア方式
近年人気なのは、カフェテリア形式の社員食堂です。ビュッフェ形式とも呼ばれ、主菜や副菜、デザートなどが複数用意されており、利用者が好きなものを選べるようになっています。
弁当方式
弁当方式の社員食堂は、お弁当や個別惣菜の組み合わせで社食を提供しています。弁当方式の場合は、外部の専門業者と契約して、その業者が調理したものを配達してもらうケースが一般的です。食堂で利用者が弁当を食べる形式、自席に持ち帰って食べる形式、どちらかを選択できる形式など、食べる場所は会社によって異なります。
直営タイプと外部委託タイプ
社員食堂の運営は、直営タイプと外部委託タイプがあります。
直営タイプは、企業が経営の一環として社員食堂を運営し、自社内で調理をして食事を提供するスタイルです。社員食堂で働くスタッフも企業が直接雇い、メニューなどの選定も行います。なかには、社員食堂運営のために別会社を設立して運営する準直営方式を採用している企業もあります。
外部委託タイプは、専門の業者と契約して、社員食堂の運営をその業者に任せるスタイルです。外部の専門事業者に委託し、ケータリング・ビュッフェスタイルで提供します。社員食堂での一部の業務を委託したり、すべての業務を委託したりなど、外部業者の関わり方はさまざまです。外部委託だと、季節ごとにメニューも頻繁にリニューアルされることも多いようです。
コロナ対策もバッチリ!
社員食堂は多くの従業員が同じ時間帯に利用するため、きちんと感染対策されているか不安ですよね。ほとんどの企業では、出社時に検温や消毒を行っています。社員食堂でも空調やパーテーションなどで感染対策を行っているため、安心して利用できます。
制作:工場タイムズ編集部