食品や光熱費など、さまざまなものが値上げしており、できるだけ節約をしたいと考えている人も多いでしょう。
そんな人は、食堂がある会社を選ぶのがおすすめです。食堂を利用すれば、便利なだけではなく、節約にもなります。
今回は、物価高騰の原因や実際に値上がりしているものについて紹介します。
物価高騰の原因である世界情勢
物価高騰の原因としては、現在のさまざまな世界情勢にあります。たとえば、ロシアによるウクライナ侵攻です。もともと国際的な原材料価格が高騰していたなか、ロシアのウクライナ侵攻による経済制裁などで原油や小麦粉の価格がさらに値上がりしたのです。
中国上海のロックダウンも物価高騰の原因の1つです。コロナ禍で感染防止策による経済活動の抑制と経済活動再開を繰り返し、すでにモノ不足や物流網の遅れが発生していました。需要が高まるなか、十分に供給できない状況でのロックダウンだったため、モノ不足は解消されず、物価の高騰につながったのです。
日本だけでみると、円安が進んでいることも物価高騰の原因だといえます。円安になると、輸入品の価格が上がるからです。
実際なにが値上げになっているのか?
実際に値上げになっているのは、食用油やしょうゆ、チョコレート、小麦粉、コーヒー豆などです。2021年以前の価格と比較した値上げ幅は以下です。
◎ 食用油 : 1㎏あたり30円以上
◎ 小麦粉 : 1~10%
◎ しょうゆ : 4~10%
◎ マヨネーズ : 1~10%
◎ パン : 7%前後
◎ チョコレート : 3~11%(出荷価格)
◎ インスタントコーヒー : 1杯あたり約2円
◎ ポテトチップス : 7~10%
食用油の値上げによりポテトチップスやマヨネーズなども最大10%値上げしています。コーヒー豆は1年前と比較すると約2倍になっており、メーカーによっては、価格は現在のままで内容量を減らす対応もしています。
食品以外では、電気やガスなども値上がりしています。電気は約50〜300円、ガスは200円前後の値上げ幅となっています。
食費節約のために
社員食堂のある会社を選ぶことは、食費の節約につながります。食品だけではなく光熱費も値上がりしているため、節約のためにお弁当を持参しようと思っても、逆にお金がかかる場合もあります。社員食堂の食事は1食300〜500円ほどです。食材を買って調理するよりも節約できる可能性が高いのです。食費の負担を少しでも軽くさせるためにも、社員食堂はあったら嬉しい複利厚生だといえます。
制作:工場タイムズ編集部