さまざまな企業が福利厚生として導入している社員食堂。
どの企業の求人情報でも、安い価格で利用できると記載されています。しかし一般的な昼食代と比べて本当に安く利用できるのでしょうか?
今回は、一般的な昼食代と社員食堂の価格の違いや、社員食堂の安さの理由について紹介します。
一般的な昼食代 vs 社員食堂の平均価格
一般的な昼食代の平均価格は649円です。お弁当を持参せず、社員食堂がない場合は、外食をしたりコンビニで昼食を買ったりする必要があります。ラーメン屋やファストフードなどであれば1食400〜800円ほどです。しかし、レストランやカフェのような店では、1,000円以上になることもあります。コンビニで昼食を買う場合でも、お弁当だけで500円前後になり、飲み物も買えば合計で700〜800円もかかるのです。
一方、社員食堂の場合は、平均価格は300〜500円です。安いからといって、美味しくなかったり、ジャンクフードばかりになったりすることはありません。従業員が満足するように、栄養バランスがよく、美味しい食事を食べられるように考えられています。
そもそも何故安く食べられるの?
社員食堂で安く食べられる理由は、企業が福利厚生として、ランチ代の一部を負担しているからです。なかには、社員食堂の食事は食事補助や社割などが適用され、実質無料という企業もあります。
食は生活に欠かせないもので、健康にもつながる重要なものです。外食やコンビニ弁当ばかり食べて栄養が偏った食生活をしていると、体調を崩しやすくなります。従業員がそのような状態になると、休みがちになり生産性にも影響します。社員食堂で栄養バランスのとれた食事をとってもらうことで、健康促進になり、生産性向上にもつながるため、企業側に儲けはなくても、メリットはあるのです。
また、1日に提供するメニューを数種類に限定することで食材の無駄な在庫をなくしたり、日中の決まった時間にしか営業しなかったりすることも、食事を安く提供できる理由の1つです。
支払い方法はいろいろ
社員食堂での支払い方法は、現金やプリペイドカードなど企業によって異なります。電子マネーが使えたり、社員証(ICカード)で支払い、給与天引きになったりする企業もあります。
制作:工場タイムズ編集部