社員食堂は福利厚生の1つで、さまざまな企業で導入されています。
求人情報に「社員食堂あり」の記載はあっても、内容についてくわしく記載されていないことが多いです。そのため、そもそも社員食堂はどんなところなのか、誰が利用できるかなど、気になりますよね。
今回は、社員食堂とはどんなところなのかについてくわしく紹介します。
社員食堂とは
社員食堂とは、企業が福利厚生として持つ食堂施設です。
社員食堂では、従業員に安い価格で食事を提供しています。利用できるのは、正社員だけではなく、パートや期間従業員など、その会社で働くすべての従業員です。
社員食堂といえば「価格は安いけど美味しくない」というマイナスイメージを持つ人も多いはずです。以前は「とりあえず食事を提供すればいい」という傾向がありました。その結果、コストを抑えるために食材の大量仕入れをしていたため、メニューが少なかったり、味にはこだわらなかったりしたケースが多かったのです。
しかし近年では、社員食堂は栄養補給の場としてだけではなく、社員の健康推進・社員同士のコミュニケーション促進にもなると考えられています。そのため、メニューの種類を増やしたり、味にこだわったりなど、従業員が利用したいと思う社員食堂づくりをする企業も増えているのです。たとえば、低カロリーメニューや量の調整ができるように複数サイズの皿を準備する、ビュッフェスタイルの社員食堂などもあります。
女性や就活中の学生のなかには、社員食堂は会社の魅力の1つと考えている人も多く、おしゃれなカフェ風の社員食堂も増えています。従業員の会社に対する満足度が上がれば、生産性・業績アップにつながります。企業側は、従業員の会社に対する満足度向上を意識した社員食堂づくりを行っているのです。
制作:工場タイムズ編集部