TOP > 地域・くらし > 塗装するときはどんな服装がいいの? オススメの服装は?

塗装するときはどんな服装がいいの? オススメの服装は?

2015/10/16公開 / 2023/05/30更新

部屋の壁にペンキを塗ったり、工作物やプラモデルに塗料を塗ったりした経験はあるでしょうか。慣れるまではペンキが跳ねたり垂れたり、塗装した部分にあやまって触れてしまったりと、服が汚れますよね。

塗装のプロである塗装工の人も、作業着にペンキが付きながら仕事をしている姿を町で良く見かけます。そこで、塗装をするときにどんな服を着ればいいか、その基本をご紹介します。

塗装に向いている服装とは?

塗装をするときの服装を選ぶポイントは2つあります。それは「汚れても良いこと」と「動きやすいこと」です。

建設現場で働いている人の服を思い出してください。例えば、ズボン。「ニッカ」「ニッカズボン」と呼ばれているズボンは、膝の下でギュッと絞ってあるズボンです。また、「鳶服」と呼ばれている服装もズボンが特徴的で、すねの下までダボっとしていて幅の広いズボンです。これらはどちらも動きやすさを考えてデザインされていて、特に膝を動かしやすくするための工夫です。塗装の仕事も高いところでの作業があるので、動きやすさは大切です。そのため、「ニッカ」や「鳶服」のように、動きやすく汚れても大丈夫な作業着が基本です。

作業着を着て仕事をしている人は、よくベストを着用しています。これも同じく動きやすくするためですが、上着の袖が邪魔にならないようにするためでもあります。袖が邪魔になると作業が遅くなってしまうこともあり、どこかに引っ掛かると怪我の原因になります。真冬のように寒いときは、ジャンパーなどを羽織りますが、袖が邪魔にならない服装というのが基本です。

そのほかにも、車の整備士などが着ている、ズボンと上着が一体となった、いわゆる「つなぎ」も塗装の仕事をするときに着る服です。これもニッカや鳶服、ベストと同じ理由から、塗装の現場ではよく見かける服装です。上着とズボンが別々だと、上着の裾がズボンの上にはみ出し、それが引っ掛かって事故に繋がることがあります。つなぎを着ていれば、その点で心配はいりません。

塗装をするときの服装のポイント

ここでは塗装時の服装のポイントを細かく見てみましょう。

半袖

ベストを着る理由で説明しましたが、なるべく長袖よりも「半袖」を選ぶのがポイントの一つです。「半袖」を選ぶ理由は「安全性」に加えてもう一つ理由があります。それは「塗装した部分に触れない」ことです。塗料を塗ったあと乾くまでにその部分に触れてしまうと、きれいに仕上がりません。先に塗った部分に知らないうちに服が触れないようにするために、半袖を着る場合があります

タオル・バンダナ

髪に塗料が付くと、取りにくいです。何かをかぶって作業をすると良いのですが、帽子をかぶるとつばが邪魔になったり、作業中に落ちたりします。そこでオススメなのが、「タオル」や「バンダナ」です。これらを頭に巻いて作業すれば、髪が汚れることもなく、汗が垂れて目に入るのも防いでくれます。さらに、帽子に比べて洗うのも簡単です。汚れても家で洗えば繰り返し使えます。

古着

プロの人のような専用の作業着を用意するのが面倒なときは古着を活用するといいでしょう。新しい服を汚してしまうよりは捨てても良い古着にしておけば、作業中も必要以上に服の汚れを気にしなくて済みます。できるだけ動きやすい服を選ぶようにしましょう。

また作業を行う際には、マスクを付けることもあります。スプレー噴射器を使って塗装を行うときなど、塗料を吸い込まないようにするためにマスクを活用します。

腕が上がれば汚れない!?

「塗装の仕事は必ず服が汚れる」と思われがちですが、腕の良い塗装工は服に塗料を付けることなく塗装ができます。塗装の仕事を始めたてのときは、服を汚さないのはなかなか難しいでしょう。しかし、塗装の仕事を続けているうちに、塗料が付くポイントもわかるようになってきます。例えば狭いところで作業をするときや、天井など頭上に塗料を塗るときなどは注意しないと服が汚れてしまいます。そんな服が汚れるポイントを知っていれば、汚れないように工夫したり注意したりして作業を進められるようになります。ただ、服を汚さないようにするあまり、作業スピードが落ちないようには気を付けたいところですね。

はじめは古着がオススメ!

塗装の仕事をするときの服装は「汚れてもいい」と「動きやすい」ことがポイントです。プロの塗装工のようにニッカや鳶服、つなぎといった作業着を着ると良いでしょう。そのほかにもより手軽に、捨ててもいい古着を選ぶことや洗いやすい服を選ぶことで対策できます。塗料の汚れは長い時間放置しておくと落ちにくいことが多いので、シルクやウールなど高級な素材の服は避けた方が良いでしょう。

制作:工場タイムズ編集部

NEW

  • 部品製造の仕事内容とは?重要性やメリットとデメリットも解説
  • 検品とはどんな仕事?検品作業の仕事内容とやり方やミスの対策方法を解説
  • 三交代制はきついといわれる理由とは?向いている人や長く働くコツを解説
  • 板金塗装の仕事はきつい?向いている人向かない人の特徴や対処法を解説
  • ピッキングバイトはきつい?仕事内容や向いている人の特徴を解説!

TERND HASHTAG

RANKING

あわせて読みたい
  • 自宅サウナの”簡単”な作り方・DIYに必要な金額も合わせてご紹介
    • #DIY
    • #サウナ
    • #作り方・工程・仕組み
    • #健康・ヘルスケア
  • 意外と知らない? 「梅雨」の雑学!+雨の日のお役立ちグッズで気分も「晴れ」に
    意外と知らない? 「梅雨」の雑学!+雨の日のお役立ちグッズで気分も「晴れ」に
    • #豆知識・お役立ち情報
  • 見るのもイヤ~なカビを防ぎたい! 便利グッズを使ってカンタンにカビ対策!
    見るのもイヤ~なカビを防ぎたい! 便利グッズを使ってカンタンにカビ対策!
    • #豆知識・お役立ち情報
  • なかなか眠れない…そんなときに試したい! 快適な睡眠のススメ
    なかなか眠れない…そんなときに試したい! 快適な睡眠のススメ
    • #健康・ヘルスケア
  • 市販のお菓子がこんな料理に!? 作って楽しいレシピを大調査!
    市販のお菓子がこんな料理に!? 作って楽しいレシピを大調査!
    • #豆知識・お役立ち情報
  • 今日から始められる節電対策!チェックポイント3選
    今日から始められる節電対策!チェックポイント3選
    • #豆知識・お役立ち情報
  • アイラップ 使い方
    そんな使い方もできるなんて! 神商品「アイラップ」の活用方法特集
    • #豆知識・お役立ち情報
  • 身近なあの食べ物も? 話題の「ムードフード」でストレスにサヨナラ!
    身近なあの食べ物も? 話題の「ムードフード」でストレスにサヨナラ!
    • #健康・ヘルスケア
  • 急な飲み会で焦ってる? 二日酔いで苦しまないためにやりたい少し変わった方法をご紹介
    急な飲み会で焦ってる? 二日酔いで苦しまないためにやりたい少し変わった方法をご紹介
    • #健康・ヘルスケア
  • 引っ越しって面倒くさい。だから「引っ越し作業がはかどる便利グッズ」を集めてみた
    引っ越しって面倒くさい。だから「引っ越し作業がはかどる便利グッズ」を集めてみた
    • #豆知識・お役立ち情報
PICKUP
  • 特定化学物質作業主任者
    特定化学物質作業主任者とは? 資格や仕事内容をもっと知りたい!
  • ロウ付け
    ろう付けとは? はんだ付けとの違い、必要な道具、手順、役立つ資格
  • フォークリフト 種類
    フォークリフトの種類とは? それぞれの特徴と運転に必要な資格を解説
    • #フォークリフト
  • 求人 電話
    求人に応募する際の電話のかけ方とは? 必要な準備と大切なマナー
    • #就職・転職・キャリア
  • 話題の画像生成AIを使ってみるVol.1
    • #AI・人工知能
    • #じゅーじー
    • #オタ活・推し活
  • 推し香水
    【推し香水】SNSで話題!推しをイメージしたオリジナル香水が作れるってホント?
    • #オタ活・推し活
  • アイラップ 使い方
    そんな使い方もできるなんて! 神商品「アイラップ」の活用方法特集
    • #豆知識・お役立ち情報
  • 上司と飲み会
    上司との飲み会!事前に知っておきたいこと5選
    • #教養・知識
  • 流行りのメイク
    次はこの顔が来る!? SNSで話題の「○○メイク」7選!
    • #美容・メイク
  • 製造業 志望動機
    ものづくり・製造業の志望動機(履歴書)が思い付かない方必見!書き方と職種・経験別に例文を紹介
    • #就職・転職・キャリア

NEW

  • 部品製造の仕事内容とは?重要性やメリットとデメリットも解説
  • 検品とはどんな仕事?検品作業の仕事内容とやり方やミスの対策方法を解説
  • 三交代制はきついといわれる理由とは?向いている人や長く働くコツを解説
  • 板金塗装の仕事はきつい?向いている人向かない人の特徴や対処法を解説
  • ピッキングバイトはきつい?仕事内容や向いている人の特徴を解説!

TERND HASHTAG

RANKING