職業訓練とは
職業訓練をご存知でしょうか?「名前は知っているけれど具体的なことはわからない」という方が多いのではないでしょうか。
職業訓練とは、主に一般保険者(1週間に最低40時間労働し、それが31日以上継続した労働者)が離職した際、「再就職までの援助」のために国や自治体が主催している訓練プログラムを指します。
これに通うメリットは大きく2点あります。
- 1. 職業訓練を受講している期間、お金が支給される。(失業保険と同額+交通費+通学手当500円)
- 2. 訓練により技能取得までもができる。(資格取得を目的としたコースもある)
しかし、残念ながら高年齢継続被保険者や日雇労働被保険者に関しては訓練受講の権利が発生しないので注意しましょう。
また訓練内容も多岐にわたり、製造業界の資格や技能に関しても様々なコースがあります。
製造業界での例を挙げると無料のもので、
・溶接科
・CAD製図科
などがあり、これらは半年間での短期課程になります。
反対に有料科目でありますが技能をしっかり身につけるための課程として、
・機械加工科
・金型加工科
・メカニカルデザイン科
・自動車整備工学科
・自動車車体整備科
・精密加工科
・機械組立技術科
などが開講されています。これらは1年~2年間で行われる普通課程で、年額115,200円の費用が必要です。(前期後期で分割制)
短期課程も普通課程も、受講することにより、工場での仕事で役に立つ技能を基礎から取得することができます。就職する際にとても有利になりますし、即戦力として活躍することが期待できます。
このように、メリットが多いため人気の訓練科目はすぐに定員がいっぱいになってしまい受講できないというケースもあります。
受講者の募集は、開講1か月~1か月半前に募集を締め切ることが多いので、希望の訓練科目を受講するためにもハローワークのホームページを定期的に確認し、タイミングを見極めましょう。